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第25話と第26話 サブタイトル 宇宙忍者行動隊長サンダールJr. 行動隊長サタラクラJr. 下忍マゲラッパ 登場したレジェンド椎名 鷹介(しいな ようすけ)外見 言動 野乃 七海(のの ななみ)外見 尾藤 吼太(びとう こうた)外見 大いなる力風雷丸(ふうらいまる)必殺奥義・磔手裏剣 必殺奥義・乱れ桜 ハリケンゴーカイオー シュシュッと手裏剣チェーン ゴーカイ無限手裏剣 ゴーカイ風雷アタック 第25話と第26話 第25話:海賊とニンジャと第26話:シュシュッとTHE SPECIALは、ハリケンジャーの大いなる力を主テーマとした前後編となっている。 サブタイトル 第25話:海賊とニンジャは、『忍風戦隊ハリケンジャー』のサブタイトルと同じく、「○○と××」という形になっている。『ハリケンジャー』の巻之一(第1話)のサブタイトルは「風とニンジャ」。 ただし、最終巻(第51話で、最終話)のみ「○○と××と△△」の形(「風と水と大地」)になっている。なお、『仮面ライダーオーズ』のサブタイトルも同じく「○○と××と△△」の形であるが、映画『仮面ライダーオーズ 将軍と21のコアメダル』のみ、「○○と××」という形である。『オーズ』第1話のサブタイトルは「メダルとパンツと謎の腕」。 第26話:シュシュッとTHE SPECIALは、『ハリケンジャー』の劇場版『シュシュッと THE MOVIE』からとられている。一応こちらも「と」は入っているが、本編が「名詞と名詞」なのに対して、こちらでは擬音語(副詞)を使っている点で大きく異なる。ただしTV本編でも巻之三十五(第35話)でサブタイトルが「キラリと三味線」と擬音語が使われたことはあった。 宇宙忍者 『ハリケンジャー』では、宇宙忍者の集団「宇宙忍群ジャカンジャ」が敵組織として登場。第25話と第26話ではその関係者と思われる行動隊長たちが登場した。余談だが、『ゴレンジャー』でも宇宙侵略軍「宇宙忍団」と結託して誕生した「黒十字忍団」が登場している。 行動隊長サンダールJr. 「宇宙忍群ジャカンジャ」の幹部・暗黒七本槍の一人が「七の槍 サンダール」。「Jr」の名のとおりサンダールの息子らしく、担当声優も同じく池田秀一である。 行動隊長サタラクラJr. 「宇宙忍群ジャカンジャ」の幹部・暗黒七本槍の一人が「六の槍 サタラクラ」。「Jr」の名のとおりサタラクラの息子らしく、担当声優も同じく島田敏である。 人間を「びっクリ」に変えてミサイルを作る『ハリケンジャー』においてサタラクラが初登場した際の作戦は「宇宙忍者ジン・ギローンに人間をビックリさせてビックリマークに変え、そのビックリマークでビックリ爆弾を作る」というものであり、今回の作戦と酷似している。 下忍マゲラッパ 「宇宙忍群ジャカンジャ」に仕える下忍。本作では上記2名の宇宙忍者の配下として登場。また劇場版2ではスーパー戦隊に敗れた歴代戦闘員たちと共に亡霊として登場した。 登場したレジェンド 椎名 鷹介(しいな ようすけ) 忍風戦隊ハリケンジャーの空忍・ハリケンレッド。口上は「風が哭(な)き、空が怒(いか)る」。忍者の流派・疾風流(はやてりゅう)の養成学校・忍風館の第507期生として空忍科に所属していた、落第生3人組の1人。敵組織・宇宙忍群ジャカンジャの襲撃で忍風館が館長・日向無限斎を除き全滅した際、他の2人とともに偶然朝礼をサボっていたため生き残り、ハリケンジャーとなった。忍風館が壊滅したため、世を忍ぶ仮の姿として人材派遣会社で働き始める。フリーター家業は変わらずであるが、活動範囲を海外まで広げており、海外で活動している様子は『10YEAR』では塩谷本人の写真を借りて紹介されている。 『ハリケンジャー』最終話でジャカンジャを倒し忍風館を卒業したあとも、引き続き派遣社員として働いていた。 なお鷹介は、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの7(第7話)にて『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャレッド・サスケと共にゲストとして再登場している。 外見 レジェンド大戦で変身能力を失ったレジェンドは、基本的に変身アイテムを身に着けていない(もしくは所持が確認できない)のだが、変身アイテムであるブレスレット・ハリケンジャイロを『ハリケンジャー』本編と同じく左手首に着けている。 言動 「頼んだぜ、『伝説の後継者』!」ハリケンジャイロによる変身能力と「ハリケンジャー」の称号は、本来は疾風流忍術を極めた忍者に与えられるものなのだが、『ハリケンジャー』本編でジャカンジャの襲撃により忍風館が壊滅し、そのことによって鷹介たちが急遽ハリケンジャーとして選ばれるまで、200年もの間該当者が現れず途絶えていた伝説の戦士であった。そのため、『ハリケンジャー』巻之一(第1話)には、ハリケンジャーとして戦うことを決意した鷹介がジャカンジャ所属の宇宙忍者・結界忍者ケッカイ坊に向かい、「俺たちは『伝説の後継者』なんだぜ!」と啖呵を切る場面がある。初名乗り時には、大見得を切った名乗りであったが、最終話では忍びである事を自覚した上で名乗りを上げている。 鷹介は自分が「伝説の後継者」であることを誇りに思っており、世を忍ぶ仮の姿として派遣先で働いているときも、常にハリケンジャイロを身に着けていた。 野乃 七海(のの ななみ) ハリケンジャーの水忍・ハリケンブルー。口上は「水が舞い、波が踊る」。水忍科に所属していた鷹介の同期生で、落第生3人組の1人。ひょんなことからスカウトを受け、ハリケンジャーとして戦いながら、「野乃ナナ」という芸名で演歌歌手(その後アイドル歌手に転身)として活動する羽目になった。敵であるはずの暗黒七本槍の一の槍・フラビージョと一時的だが「ビジョッ娘7」というユニットを結成したこともある。 『ハリケンジャー』最終話で忍風館を卒業したあとも歌手を続け、『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』に登場した際にはスター歌手になっていた。 外見 鷹介と同じく、ハリケンジャイロを左手首に着けている。 尾藤 吼太(びとう こうた) ハリケンジャーの陸忍(おかにん)・ハリケンイエロー。口上は「大地が震え、花が歌う」。陸忍科に所属していた鷹介の同期生で、落第生3人組の1人。3人の中では最年長で訪問介護士をしていたことがあり、忍風館の壊滅を受け、世を忍ぶ仮の姿として介護士の仕事に復帰する。『ハリケンジャー』最終話で忍風館を卒業したあとも、介護士の仕事を続けていた。 『10YEAR』では妻子持ちであることが明らかになり、忍びであることを隠しながら活動を続けているようで、ゴーカイジャーに登場している段階で所帯持ちである様子が見受けられる。 外見 鷹介と同じく、ハリケンジャイロを左手首に着けている。 大いなる力 風雷丸の登場は、第25話からだが、この時点で風雷丸が大いなる力かどうかは明確にされていなかった(CMでは大いなる力であることが明かされていた)。ハリケンゴーカイオーは、第26話から登場する。 風雷丸(ふうらいまる) ハリケンジャーの大いなる力により参上するカラクリ武者。『ハリケンジャー』に登場する巨大ロボは、ハリケンジャーたちが必殺技などの際に使うアイテム・シノビメダルをコックピットのスロットに挿入することにより、胸部のハッチから必殺武器やサポートメカなどが入ったカラクリボールを射出することが可能で、風雷丸はハリケンジャーが搭乗する1号ロボ・旋風神から射出される「風雷ヘッド」、ゴウライジャーが搭乗する2号ロボ・轟雷神から射出される「風雷ナックル」の2つが合体することで完成するサポートメカ。旋風神と轟雷神の合体機能を発動させ、轟雷旋風神にする。 カラーリングが青主体から緑主体になっていたり、胴体を覆うほどのサイズだった三日月型のパーツが小型化していたりと、デザインにアレンジが加えられているものの、『ハリケンジャー』に登場した風雷丸と同一のものと思われる(担当声優も同じ)。「緑のカラーリング」や「赤い模様が入った手裏剣」といった要素は、『ハリケンジャー』に登場した6人目の戦士・シュリケンジャーの専用マシンである天空神と共通しており、ハリケンジャー・ゴウライジャーの2つの力が合わさった風雷丸に、残る1人の戦士であるシュリケンジャーの要素が足された形となっている。なお、『ハリケンジャー』にはハリケンジャー・ゴウライジャー・シュリケンジャーの3つの力が合わさったトライコンドルというサポートメカも登場しているのだが、ゴーカイオーで使用されるハリケンジャーのレンジャーキーがシュリケンジャーキーを除く5本であるため、あくまで風雷丸に天空神(シュリケンジャー)の要素を足す形になったと思われる。 必殺奥義・磔手裏剣 風雷丸の必殺技。空中から無数のクナイを投げ、標的をビルや壁に磔にする。 必殺奥義・乱れ桜 風雷丸の必殺技。後述のゴーカイ風雷アタックにより射出された風雷丸が桜吹雪の中で分身し、敵を翻弄しながら手裏剣で斬り裂く。 ハリケンゴーカイオー ゴーカイオーと風雷丸が合体した忍風戦闘形態。「ゴーカイオー殿、合体でござる! 海賊と忍者一つとなりて、天下御免の手裏剣装備! ハリケンゴーカイオー、推参!」合体の際に風雷丸が口にする上記の台詞は、『ハリケンジャー』において風雷丸が1号ロボ・旋風神と2号ロボ・轟雷神を繋ぐジョイントとなり、轟雷旋風神へと合体する際の台詞のオマージュである。轟雷旋風神へ合体する際の風雷丸の台詞は、「旋風神殿、轟雷神殿、合体でござる! 疾風(かぜ)吹き荒れて嵐呼び、雲引き裂いて轟雷(いかづち)走る! 風と雷一つとなりて、天下御免の三日月頭! 轟雷旋風神、推参!」。 また、合体完成直前にゴーカイオーの海賊帽がどこかに飛んでいくのは、轟雷旋風神への合体を行う際に旋風神の合体パーツの1つ・ハリケンドルフィンの頭がどこかに飛んでいくことのオマージュ。これは、飛んでいったパーツがどちらもブルーのマシンのパーツであることに由来する。ちなみに、ゴーカイオーの海賊帽はシンケンゴーカイオーへの合体時にも余剰パーツとなるが、そちらでは海賊帽は合体途中でごく自然にフレームアウトさせられている。 シュシュッと手裏剣チェーン ハリケンゴーカイオーの必殺技。風雷丸が乗っていた巨大手裏剣をチェーンで繋ぎ、振り回して離れた標的をも斬り裂く。 ゴーカイ無限手裏剣 ハリケンゴーカイオーの必殺技。全身のハッチから無数の手裏剣を発射し、標的を斬り刻む。なお、この技だけ敵を撃破していない。 ゴーカイ風雷アタック ハリケンゴーカイオーの必殺技。風雷丸を分離させ、上記の「必殺奥義・乱れ桜」を発動させる。
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登録日:2011/06/28 Tue 22 49 00 更新日:2024/06/14 Fri 19 27 01NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2011年 3D 3D映画 G3プリンセス エージェント・アブレラ ゴレンジャーハリケーン スーパー戦隊シリーズ チアガール 偽ゴーカイオー 劇場版 劇場版スーパー戦隊リンク 合体戦闘員 夏映画 幽霊船 幽霊船長ロスダーク 戦闘員祭り 映画 東映 海賊の海賊版 海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船 渡辺勝也 特撮 石ノ森章太郎 荒川稔久 野球仮面 野球対決 鎧は犠牲になったのだ… 『宇宙最大のお宝』を目指して、地球に舞い降りた5人。 それは、『海賊』の汚名を敢えて名乗り、夢に向かって突き進む豪快な奴らだった!! 史上空前のお宝探し(トレジャーハンティング)大決戦! いつもより派手に行くぜ! 『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』とは、2011年8月6日に公開された『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場映画作品。 同時上映は『劇場版 仮面ライダーOOO WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』。 キャッチコピーはオーズと並んで「ヒーローが日本を元気にする!」。 【概要】 監督は渡辺勝也、脚本は荒川稔久。 題名は東映アニメ映画『空飛ぶゆうれい船』(1969年)から取られており脚本執筆の際には同作をオマージュする案もあったが、最終的には題名を参考にした以外は、無関係な内容となった。 スーパー戦隊シリーズの夏の劇場版としては、 オープニング、エンディングが無く、主題歌も流れない(*1) 映画オリジナルロボの玩具が販売されない ゲストヒロインが登場しない など異色の要素が多い。特に前者二つは本作が初。 ちなみに初版のパンフレット表紙にはサブタイトルの記載が無いというミスがある。 DVDのルカの指といい、よくよく表紙のミスに縁のある作品である。 【ストーリー】 突如地球に現れた幽霊船…それは、 どんな願いも一つだけ叶えてくれるという幻の宝ゴッドアイが積まれていた。 宇宙をさまよい、死者の魂を呼び寄せるという謎めいた存在であるにも関わらず、宇宙最大のお宝に興味津々のマーベラス達。 だが、幽霊船に行って帰って来たものはいないという。 果たしてゴーカイジャーの6人はゴッドアイを手に入れることが出来るのだろうか……? 【登場人物】 海賊戦隊ゴーカイジャー ○ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス いつもに増してツンデレ!そして漢!! いつもよりリーダーっぽさが際立っている。 ○ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン マーベラスへの強い信頼感を見せる漢。 バトルフランスに変身した時のテンションがオカシイ。 ○ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ みんなの姉御。今回はあまり目立たない。 バトルコサックに変身した際の違和感が…… ○ゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤー 幽霊に脅えて女の子の背に隠れる駄目男。いつものハカセ。 ○ゴーカイピンク/アイム・ド・ファミーユ 相変わらず可愛い。ミスアメリカに変身して生脚を披露。そして可愛い! ○ゴーカイシルバー/伊狩鎧 空気、カマセ、出オチ。以上! 鎧は犠牲になったのだ……。そもそもゴーカイシルバーは本作が最初の撮影であったそうであり、演者も出番が少ないことを嘆いている。 ○ナビィ 我らがゆかり姫。「幽霊船!幽霊船だぁぁ~」 【本作に登場する敵キャラ】 ●幽霊船長ロスダーク CV:内海賢二 幽霊船の船長。ゴッドアイを使ってある計画を目論んでいる。 光の国に恨みを持つ皇帝でもなければ、黒十字王の兄でもない。 ●ガツン、ベロン、バチン CV:佐々木功(ガツン)、堀江美都子(ベロン)、松原剛志(バチン) イタズラ好きなお宝の番人達。やたら歌が上手い。 ●エージェント・アブレラ CV:中尾隆聖 出典は『特捜戦隊デカレンジャー』 まさかの放置プレイ! 死後の扱いが酷い所も同じ声のあの人とそっくり。 ●野球仮面 CV:永井一郎 出典は『秘密戦隊ゴレンジャー』 一怪人がまさかの復活。 歴代戦闘員 ●ゾルダー 出典は『秘密戦隊ゴレンジャー』 ●クライマー 出典は『ジャッカー電撃隊』 ●カットマン 出典は『バトルフィーバーJ』 ●ダストラー 出典は『電子戦隊デンジマン』 ●マシンマン 出典は『太陽戦隊サンバルカン』 ●マダラマン 出典は『大戦隊ゴーグルファイブ』 ●シッポ兵 出典は『科学戦隊ダイナマン』 ●メカクローン 出典は『超電子バイオマン』 ●ヒドラー兵 出典は『電撃戦隊チェンジマン』 ●ゾロー 出展は『超新星フラッシュマン』 ●ジンマー 出展は『超獣戦隊ライブマン』 ●ウーラー 出典は『高速戦隊ターボレンジャー』 ●バツラー兵 出典は『地球戦隊ファイブマン』 ●グリナム兵 出展は『鳥人戦隊ジェットマン』 ●ゴーレム兵 出典は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』 ●コットポトロ 出典は『五星戦隊ダイレンジャー』 ●ドロドロ 出典は『忍者戦隊カクレンジャー』 ●バーロ兵 出展は『超力戦隊オーレンジャー』 ●ワンパー 出典は『激走戦隊カーレンジャー』 ●クネクネ 出典は『電磁戦隊メガレンジャー』 ●ヤートット 出典は『星獣戦隊ギンガマン』 ●インプス 出典は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』 ●ゼニット 出典は『未来戦隊タイムレンジャー』 ●オルゲット 出典は『百獣戦隊ガオレンジャー』 ●マゲラッパ 出典は『忍風戦隊ハリケンジャー』 ●バーミア兵 出典は『爆竜戦隊アバレンジャー』 ●アーナロイド 出典は『特捜戦隊デカレンジャー』 ●ゾビル 出典は『魔法戦隊マジレンジャー』 ●カース 出典は『轟轟戦隊ボウケンジャー』 ●リンシー 出典は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』 ●ウガッツ 出典は『炎神戦隊ゴーオンジャー』 ●ナナシ連中 出典は『侍戦隊シンケンジャー』 みんな集まる時にセンター、合体後もセンター、おまけによう喋ると、こいつだけ少し目立つ。 ●ビービ兵 出典は『天装戦隊ゴセイジャー』 ●合体戦闘員 戦闘員のみなさんが一つとなった姿。 ……が、何人集まってもザコはザコだった。 G3プリンセス ○楼山早輝 演:逢沢りな ○須塔美羽 演:杉本有美 ○ケガレシア 演:及川奈央 出典は『炎神戦隊ゴーオンジャー』 野球仮面との対決にて、ゴレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーがゴレンジャーハリケーンで召喚。 残念ながらレジェンド戦隊ではない。 【本作オリジナル機体】 ●にせゴーカイオー ロスダークの駆る、ゴーカイオーとそっくりな姿をした巨大ロボ。 眼帯、左手フック、黒マントと、いかにも海賊な装備を身に着けており、敵役でありながら非常にカッコいい。 戦闘力もかなり強く、豪獣神を圧倒して鎧に重傷を負わせるほど。 幽霊船の甲板でゴーカイオーと某カリビアン並みの決闘を繰り広げるも、最終的にはゴーカイオーの放った大いなる力=バリブルーン、マジドラゴン、ゲキタイガー、パトストライカー、ドラゴンヘッダーの五連発という鬼畜コンボで幽霊船ごと吹き飛ばされた。 2001年の『劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』から10年間に渡って、劇場版限定(もしくは本編より先行)のメカが登場し、その玩具も発売されることが恒例となっていたがこの偽ゴーカイオーのみ商品化はされず、テレビシリーズにも登場しなかった。 【余談】 ロスダークの声を演じた内海賢二氏は2013年に亡くなられたため、本作が唯一のスーパー戦隊シリーズへの出演となった。 今作は前作・前々作と同様に3D映画版も上映されており、ガツン、ベロン、バチンの場面やゴーカイジャーの必殺技のシーンなどが飛び出すシーンとなっている。 3D版の公開・制作は今作を最後に行われていない。 追記・修正は幽霊船から生還してから! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あっ喰われた→あっ吐き出された -- 名無しさん (2013-11-02 12 50 01) 幽霊船には、歴代の戦隊のクロスオーバー作品の敵(ツリバカツオリーブやチノマナコなど)の魂もいるのだろうか…。 -- 誉彦 (2014-06-23 20 24 44) なぜかアブレラの性格がフリーザっぽくなってたんだよなあ -- 名無しさん (2014-06-23 20 31 01) タイトル的に劇場版仮面ライダーの方に使えばよかったのにと思わなくもなかったり。ゴレンジャーとジャッカーいるけど。 -- 名無しさん (2014-06-23 20 53 43) ちょうどこれのDVD観てた時に永井さんの訃報を聞いたからかなりショックだった。 -- 名無しさん (2014-06-23 21 21 51) ↑自分は劇場版ガンダム。しかもたかじんの時も観てた。 -- 名無しさん (2014-06-23 22 19 11) ↑奇遇だな…なんか辛いよな…そういうの -- 名無しさん (2014-06-23 22 31 13) 石ノ森原作のアニメに空飛ぶ幽霊船てあるよね -- 名無しさん (2014-06-23 23 17 25) 海賊っぽい主役ロボと悪役海賊ロボの対決は数あれど(こう書くと199ヒーローのシーイックゴセイグレートが悪役っぽいな・・・)そいつらが船の上で戦うのって初めてじゃね? -- 名無しさん (2015-02-06 22 49 22) ↑でも「お前ら助けるために使った」って正直に言ったらジョーたちが気にするだろうし、そもそもそういうこと正直に話すマベちゃんってどうよ?多分よろいくん以外はちゃんと判ってるからこれでいいのだ。 -- 名無しさん (2015-02-06 23 20 12) ↑いずれにせよロスダークにしてみればいい迷惑だよね -- 名無しさん (2016-10-10 14 56 33) 時系列いつだ?鎧出てるから21話から24話あたり? -- 名無しさん (2017-02-25 13 20 36) アイムが幽霊にスカートの中を覗かれてたな -- 名無しさん (2018-08-29 21 10 05) ロスダークの操る「にせゴーカイオー」は、幽霊船のパワーで姿と能力を真似て生み出した巨大ロボ、胸の武器は幽霊砲...とのこと( DVDの幽霊船ファイルの情報より )。 -- 名無しさん (2020-05-16 16 49 38) ザンギャック連中…あそこから落ちてよく無事だったな…… -- 名無しさん (2020-09-12 20 01 51) ゴーミンは死んだかもしれんぞ -- 名無しさん (2020-09-12 20 06 03) エージェント・アブレラの中の人の代表キャラは「 空飛ぶ幽霊船 」を作り、ラスボスとして君臨したことがある....なんちゃって。 -- 名無しさん (2021-12-19 13 50 07) 愚痴コメントを削除。 -- 名無しさん (2021-12-21 00 06 30) 1人になってもロスダークと戦うマーベラスはかっこよかった -- 名無しさん (2024-04-15 19 37 54) 名前 コメント
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34のスーパー戦隊の大いなる力を得て正式に35のスーパー戦隊となった宇宙海賊。 キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド CV:小澤亮太 ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー CV:山田裕貴 ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー CV:市道真央 ドン・ドッコイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン CV:清水一希 アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク CV:小池 唯 伊狩 鎧/ ゴーカイシルバー CV:池田純矢 ナビィ CV:田村ゆかり
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サブタイトル プレシャス・黄泉の心臓 野菜を持つ鎧 シュリケンジャー(鎧)の台詞 マーベラスと暁 ジャリュウ一族創造王リュウオーン(そうぞうおう - )竜人兵ジャリュウ(りゅうじんへい - ) 登場したレジェンド明石 暁(あかし さとる)外見 言動 豪快チェンジカクレンジャーとシュリケンジャー忍者戦隊カクレンジャー 天空忍者シュリケンジャー 轟轟戦隊ボウケンジャー 登場した技・用語等鶴手裏剣(つるしゅりけん) 隠流・大地隠れの術(かくれりゅう・だいちがくれのじゅつ) ファイヤー剣( - けん) レッドゾーンクラッシュ/ナックルキャノン/スクーパーファントム/ハンマーブレイク/シューターハリケーン/サガストライク ミキサーヘッド 大いなる力ゴーカイアドベンチャードライブ サブタイトル 『轟轟戦隊ボウケンジャー』のサブタイトルに法則性はないが、その回に登場する強大な力を秘めた宝・プレシャスの名前が使用される場合もある。『ボウケンジャー』Task.1(第1話)のサブタイトルは「魔神の心臓」。 「冒険者の心」の意味この回では、バスコの行動に焦りをみせていたマーベラスが、ボウケンレッド・明石暁により「冒険者の心」(海賊としてお宝を求める熱き冒険魂)を再認識させられる内容となっており、「冒険者の心」とはこれを指していると考えられる。 また、今回の敵・創造王リュウオーンは、元々レムリア文明の研究をする冒険者だったため、創造王リュウオーンを復活さえ彼の新たな心臓となった「黄泉の心臓」を「冒険者の心」と表現しているとも考えられる。 プレシャス・黄泉の心臓 『ボウケンジャー』Task.1で回収されたプレシャスの名前は「ゴードムの心臓」であった。強力なエネルギー発生機関であることや、ボウケンジャーの敵対組織(の1つ)の指導者が復活するきっかけとなった点など、黄泉の心臓との共通点がある。 野菜を持つ鎧 ガレオン内で調理していた鎧はマーベラスの様子を見に行った時、手に人参を持っていた。ボウケンシルバー・高丘映士は生で食べるほどの野菜好きであり、いつも野菜を持ち歩いている。『ボウケンジャー』Task.21(第21話)では、映士が初期メンバーに名刺代わりに野菜を渡している(レッドがトマト、ブラックがナス、ブルーがセロリ、イエローがパプリカ、ピンクが人参)。 シュリケンジャー(鎧)の台詞 「カクレンジャーだと俺の席がないっていうか……」『忍者戦隊カクレンジャー』には6人目の戦士・ニンジャマンが存在するが、彼の力はレンジャーキーにはなっていないため、カクレンジャーには鎧の席=鎧に対応するカクレンジャーのキーがないのである。ニンジャマンの力がレンジャーキーになっていない理由は第45話・第46話共通ネタを参照。 自分に対応するキーがないことについて「俺の『席』がない」という表現が使われたのは、ボウケンピンク・西堀さくら役の末永遥が2007年に出演した、漫画原作のテレビドラマ『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜』において、最終話のラストシーンに登場した台詞から。末永が演じる女生徒・岩本みどりが、腰巾着として従っていたいじめっ子を裏切って彼女を虐める側に回り、元いじめっ子の机と椅子を教室の窓から校庭に放り捨て、校庭を通りかかった彼女に対して「おめぇの席ねーからぁ!」と叫ぶというもので、その強烈なインパクトから主に2chやニコニコ動画などでネタ・MAD動画が多数作られた。 ちなみに『ボウケンジャー』Last Task(最終話)と『ゲキレンジャーVSボウケンジャー』では、アルティメットダイボウケンに乗り込む際、コックピットの座席が5つしかないため、ボウケンシルバー・高丘映士(と大剣人ズバーン)だけ立っていた。 マーベラスと暁 アカレッドを失った経験があるマーベラスのように、ボウケンレッド・明石暁もハンター仲間を失った経験がある。暁はハンター仲間である柾木紫郎とキョウコの3人で宝を探していたが、キョウコが洞窟のトラップで負傷し、暁が助けを呼ぶために、その場を離れた直後、紫郎とキョウコはトラップによって命を落とした。 ジャリュウ一族 ボウケンジャーの敵組織・ネガティブシンジケートの1つ。 所属する怪人は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『星獣戦隊ギンガマン』『爆竜戦隊アバレンジャー』のロボをモチーフとしている(ただし、邪悪竜ターロン(Task.27に登場)のみ『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する巨大モンスター・大神龍など、それ以外の戦隊のメカもモチーフに入っている)。 創造王リュウオーン(そうぞうおう - ) ジャリュウ一族の長。元は人間であり、約200年前に古代文明・レムリア文明の研究をしていた学者だったが、仲間の裏切りにより無人島に置き去りにされた絶望から、その島で見つけたレムリア文明のプレシャス・レムリアの兜(その後、改造を施し「リュウオーンの兜」へと改名)を使って怪物の姿となり、人類を滅ぼそうとした。リュウオーンの兜によって強化した身体が限界に近付いたため、プレシャス・レムリアの卵を手に入れ幻獣そのものになろうと、ボウケンジャーの上部組織であるサージェス財団のプレシャス保管庫・プレシャスバンクに侵入するが、それを察知した暁との激しい戦いに敗北して人間の姿に戻ってしまい(リュウオーンの声を担当した俳優・森田順平が人間体も演じている)、緊急措置として爆破されることが決定したプレシャスバンクから逃げるように促す暁の手を振り払い、爆発に巻き込まれて命を落とした(この際、暁も爆発に巻き込まれたが、ズバーンの助けもあって奇跡的に生還を果たしている)。 モチーフは『ジュウレンジャー』の1号ロボである大獣神。『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場するゼンカイジュランも大獣神がモチーフになっており、ゼンカイブルーンは一号ロボットであるダイボウケンがモチーフになっている。 竜人兵ジャリュウ(りゅうじんへい - ) リュウオーンが自らの血から造り出した、ジャリュウ一族の兵士。『ボウケンジャー』Last Task(最終話)では、リュウオーンが死亡した後もジャリュウ一族の生き残りが活動しているという描写があり、今回登場したのもその生き残りである。モチーフは『ジュウレンジャー』に登場する守護獣ドラゴンシーザー。 今回登場したのは1体だけだったが、数体のゴーミンやスゴーミンを倒すほどの戦闘力を持っていた。 登場したレジェンド 明石 暁(あかし さとる) 轟轟戦隊ボウケンジャーの「熱き冒険者」・ボウケンレッド。劇場版1にも登場しているため、詳しくはそちらを参照。 外見 ボウケンジャーの初期メンバーの変身アイテムであるアクセルラーはジャケットの左上腕部に設けられたホルダーに装備しているが、レジェンド大戦により変身能力を失っているため、ホルダーが空になっている。 言動 「ちょっとした冒険だな」この言葉は暁の口癖であり、『ボウケンジャー』本編でも頻繁に口にしていた。 「グッジョブ」『ボウケンジャー』本編において、他のメンバーが手柄を立てたときに暁がよく使う台詞。 「これでいいんだろ? アカレッド……」『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』において、ボウケンジャーの面々はアカレッドと出会っている。 ラストシーンで小脇に抱えている箱この箱はボウケンジャーが回収したプレシャスを収納して本部に持ち帰るための「プレシャスボックス」という宝箱。普段はプレート状で、上にプレシャスを置くと自動で箱型に変形しプレシャスを保護する優れ物。カットが変わってすぐに宝箱を持っていたのはこのため。なお、ロボが使う巨大サイズのものもある。 ガレオンを眺める『ボウケンジャー』Last Task(最終話)のエンディングでチーフになったボウケンブラック・伊能真墨はゴーゴーボイジャー(ダイボイジャー)に乗って宇宙のプレシャスの旅に出た明石とさくらがいる宇宙(空)を眺めていた。 豪快チェンジ カクレンジャーとシュリケンジャー 「忍者でいきましょう」という鎧の発言を受けて変身するが、忍者をモチーフとする作品は『忍者戦隊カクレンジャー』と『忍風戦隊ハリケンジャー』があるため、変身後の姿がバラけてしまった。鎧が何故シュリケンジャーを選択したかは上記の通り。 『ボウケンジャー』本編では忍者の末裔で構成された組織「ダークシャドウ」が登場した。 忍者戦隊カクレンジャー 変身者はジョーとハカセ、アイム ダークシャドウの頭領・幻のゲッコウと2人の幹部・闇のヤイバと風のシズカは『カクレンジャー』の巨大ロボ(三神将)をモチーフにしている。モチーフはゲッコウがツバサマル、ヤイバが無敵将軍、シズカが隠大将軍である。 攻撃に合わせて「SHU!」や「ZBAAAAKK」といったポップな書体の書き文字が登場する場面があるが、これは『カクレンジャー』本編で使われていた演出。『カクレンジャー』は忍者という純和風なモチーフにアメリカンコミックス(アメコミ)の要素を取り入れた作品であり、アメコミの効果音を思わせるような書き文字が頻繁に使用されていた。なお、今回の書き文字も当時と同じ書体が使われている。 天空忍者シュリケンジャー 変身者は鎧シュリケンジャーは緑色の戦士であり、『カクレンジャー』と『ボウケンジャー』にはグリーン戦士が登場しない。 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』ではハリケンジャーの代表であるハリケンブルー・野乃七海が登場した。 ボウケンジャーのメカニックを担当する支援者・牧野森男はシュリケンジャーと同じく、変装の名人である。 轟轟戦隊ボウケンジャー ボウケンレッドのフィンガースナップと「アタック!」という台詞フィンガースナップ(指を鳴らす動作)は、『ボウケンジャー』本編において、ボウケンレッド・明石暁がよく行っていた動作の1つ。『ボウケンジャー』本編においては、指を鳴らしながらの「アタック!」という言葉がミッション開始の合図となっていた。 同時攻撃を行うボウケンイエローとボウケンブラック『ボウケンジャー』本編におけるボウケンブラック・伊能真墨とボウケンイエロー・間宮菜月は真墨がとある遺跡に倒れていた菜月を発見し保護したという縁があり、Task.1でボウケンジャー入隊試験を受ける以前からのコンビであることに由来する。 アクセルテクターなしでデュアルクラッシャーを使用するレッド以外の5人『ボウケンジャー』TasK.48ではガジャが生みだした魔人デスペラートを倒す際、暁以外の5人が変身不能なことからアクセルテクターを着けず、生身でデュアルクラッシャーを使用した。暁はリュウオーン戦の後、ゴーゴービークル改造の為、別行動をとっていた。 登場した技・用語等 鶴手裏剣(つるしゅりけん) 『カクレンジャー』においてニンジャホワイトが使用していた、鋭い「く」の字型の手裏剣。名称は出なかったが、手裏剣を放つシーンで「く」の字型であることが確認できる。 隠流・大地隠れの術(かくれりゅう・だいちがくれのじゅつ) 『カクレンジャー』における、ニンジャブラックの得意技。地中を掘り進み、敵の隙を突いて飛び出す。 ファイヤー剣( - けん) 『ハリケンジャー』に登場した、シュリケンジャーの技。シュリケンジャーの専用武器である忍刀・シュリケンズバットを使用した技で、柄部分に内蔵されたマイクに音声入力をすることで刀身から火炎を放つ技・火炎剣のバリエーション。 レッドゾーンクラッシュ/ナックルキャノン/スクーパーファントム/ハンマーブレイク/シューターハリケーン/サガストライク 『ボウケンジャー』に登場した、ぞれぞれの専用武器を使用した技。ナックルキャノンは、ボウケンブルーが専用武器であるグローブ型武器・ブロウナックルをフルパワーで稼働させ、強力な旋風を放つ技。 シューターハリケーンは、ボウケンピンクが専用武器である水圧銃・ハイドロシューターをフルパワーで稼働させ、強力な水流を放つ技。 スクーパーファントムは、ボウケンイエローが専用武器である油圧ショベル型武器・バケットスクーパーをフルパワーで稼働させ、敵を殴り付ける技。 ハンマーブレイクは、ボウケンブラックが専用武器であるハンマー型武器・ラジアルハンマーをフルパワーで稼働させて放つ技。本来は敵を2回殴り付ける技だが、今回はリュウオーンに防がれたため一撃で止まっている。 サガストライクは、ボウケンシルバーが槍型のサガスピアにも変形可能な専用武器・サガスナイパーから、強力な光線を放つ技。 レッドゾーンクラッシュは、ボウケンレッドが専用武器であるボウケンシャベリンをフルパワーで稼働させ、敵を一刀両断する技。 ミキサーヘッド 『ボウケンジャー』に登場した、ボウケンジャーの必殺武器・デュアルクラッシャーの形態の1つ。ハイパーコンクリートを発射することで敵の動きを止める効果を持った、拘束ビームなどを放つことができる。『ボウケンジャー』本編では、この技の後にデュアルクラッシャー・ドリルヘッドで敵を倒す技を「デュアルクラッシャー・コンビネーションアタック」と呼称する。 また『ボウケンジャー』本編では発射の衝撃に耐えるため、使用者がプレシャス「サラマンダーの鱗」を内蔵した防具・アクセルテクターを装着する必要があったが、今回は装着していない。 大いなる力 ゴーカイアドベンチャードライブ ゴーカイジャーがボウケンジャーの大いなる力を引き出したことにより、使用可能になった轟轟必殺技。ゴーカイオーの5ヶ所のハッチから『ボウケンジャー』に登場した5台のマシン(ゴーゴービークル)の幻影が射出され、合体してボウケンジャーの1号ロボ・ダイボウケンの幻影となって敵を斬り付ける。最後にその幻影から実体化したダイボウケンの武器・轟轟剣をゴーカイオーが手にし、ダイボウケンの必殺技・轟轟剣アドベンチャードライブを放つ。なお、ハッチと射出されるゴーゴービークルの対応は以下の通り。胸部:ボウケンレッド専用ゴーゴービークル1号機・ゴーゴーダンプ 左腕:ボウケンブラック専用ゴーゴービークル2号機・ゴーゴーフォーミュラ 右腕:ボウケンブルー専用ゴーゴービークル3号機・ゴーゴージャイロ 左足:ボウケンイエロー専用ゴーゴービークル4号機・ゴーゴードーザー 右足:ボウケンピンク専用ゴーゴービークル5号機・ゴーゴーマリン(玩具での名称は「ゴーゴーマリンダイバー」)
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最初に転送されたレンジャーキー ゴーカイシルバー・ゴールドモード 豪快チェンジ炎神戦隊ゴーオンジャー ゴーオンウイングス 豪快チェンジ(ハカセのみ)超電子バイオマン(グリーンツー) 超新星フラッシュマン(グリーンフラッシュ) 登場した技・用語等ジェットダガー プリズムカイザー 最初に転送されたレンジャーキー シルバーのバックルを転送システムに繋いだ際、テストとしてバックルに転送されたのは『五星戦隊ダイレンジャー』の6人目の戦士・キバレンジャーのキーであった。鎧役の池田純矢はスーパー戦隊全般、特に幼少時にビデオで見た『ダイレンジャー』の大ファンであり、幼稚園の卒園文集の「将来の夢」の欄に「キバレンジャーになりたい」と書いた、というエピソードを「特撮ニュータイプ」などのインタビューで披露するほどのキバレンジャーファンであったことから。 ゴーカイシルバー・ゴールドモード 15人の追加戦士のレンジャーキーで作ったゴールドアンカーキーをプロテクターに変えて装着した強化変身体。ゴールドモードになる際、ゴーカイシルバーのバンダナの部分からゴーグルが下がってくる。 ゴーカイシルバーの首の下には鎧に大いなる力を授けた3人の追加戦士の顔のレリーフがある。 ゴーオンウイングスと同様に「金と銀」で構成された戦士であり、行動隊長ウオーリアンからは「シルバー?ゴールド?銀か金かどっちだい!?」と言われた。 豪快チェンジ 炎神戦隊ゴーオンジャー ゴーカイジャーの5人がゴーオンジャーに変身。この変身がゴーオンウイングスのレンジャーキー誕生につながることとなる。 ゴーオンウイングス 「シルバーだからゴーオンシルバー!男だからゴーオンゴールド!どうせなら両方一度に変身したい」という鎧の願望から生まれたオリジナルの戦士。右半身がゴールド、左半身がシルバー。ゴーオンジャーはゴーカイシルバーに力を貸した戦隊の中で、唯一2人で力を貸している。「ゴーオンウィングス」という名称は、本来ゴーオンゴールドとシルバーの2人によるチーム名である。ゴーカイガレオンバスターの玩具であるDXゴーカイガレオンバスターには初回特典としてこの形態のレンジャーキーが付属したが、名称が「ゴーオンゴールドシルバー」となっていた。 合体させるにあたりシルバー側のマスクデザインが変更されている。本来はシルバーのマスクデザインは「W」の形になっているため中央へ大きく上がるが、ゴールドのマスクは「X」の形で中央へ下がるデザインのため、上手く中央でゴールド側と合わさるよう、「W」の中央ではなく左寄りの位置で分割されるように幅詰めされ位置が右にずらされている。またサイド下部の翼状のパーツもなくなっている。 「2人で! 1つの! ゴーオンウイーングス!」この台詞の際のポーズには、ゴーオンゴールド及びシルバーの名乗りポーズを思わせる動きが含まれている。右手を、手の甲が視聴者側に向くように胸の前で構える動き(「2人で!」の部分):ゴーオンゴールドの名乗りポーズ(「ブレイク限界!」の部分) 左手を、掌側が視聴者側に向くように額部分で構える動き(「1つの!」の部分):ゴーオンシルバーの名乗りポーズ(「キラキラ世界!」の部分)ただし、指の形は台詞に合わせて「2」と「1」を表しているため、両者の名乗りポーズとは異なっている。 豪快チェンジ(ハカセのみ) 80年代スーパー戦隊作品のグリーンにしてサブリーダーとしても活動した緑の戦士に豪快チェンジしている。今回の話がゴーカイシルバーの強化フォーム初登場回ということもあってか、「6人目の戦士」と「2号ロボ」が初めて描かれたスーパー戦隊にも関係している。 超電子バイオマン(グリーンツー) グリーンツー・高杉真吾はハカセ同様にメカに強く、バイオロボの整備では内部メカの調整を担当している。レッドワン・郷史朗とピンクファイブ・桂木ひかるは機能の点検を担当し、ブルースリー・南原竜太とイエローフォー・小泉ミカは清掃を担当。尚、2代目イエローフォー・矢吹ジュンはミカからイエローフォーを継いだことからバイオロボの清掃も受け継いだはずであるが、ジュンは劇中では一度もバイオロボの整備を行うシーンは描かれなかった。 ハカセが変身したグリーンツーはブレイクダンスのような動きを見せているが、これは『超電子バイオマン』本編におけるグリーンツーはブレイクダンスを取り入れた「ブレイクアクション」という戦法を使用した為である。 『バイオマン』第35話・第36話では、「6人目のバイオマン」と思われた山守正太が新帝国ギアの手で変身させられたマグネ戦士が登場。敵ながらも、6人目の戦士の原型となった。 超新星フラッシュマン(グリーンフラッシュ) 『フラッシュマン』はスーパー戦隊シリーズ初の2号ロボ(グレートタイタン)が登場した作品。 登場した技・用語等 ジェットダガー 『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場した、ゴーオンウイングスの2人が使用する技。スペースシャトルをモチーフにした短剣状の専用武器・ロケットダガーを使用し、グリップ部に設置されたブースターによるジェット噴射を利用して回転しながら宙を舞い、エネルギーをフルチャージした刃で敵を斬る。今回は、ゴーカイシルバーがゴーオンゴールド・シルバーの両名を融合させた戦士に変身したため、二刀流で使用している。ロケットダガーは3つのスイッチの切り替えによって「バーニングダガー」や「フリージングダガー」など6つの技を繰り出すことが可能で、ジェットダガーは3つのスイッチを全てONにすることで発動する「ミッション6」である。 プリズムカイザー 『超新星フラッシュマン』に登場した、グリーンフラッシュの装備。プリズム製の籠手状の武器であり、パンチ力を強化する能力を持つ。
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―――side マーベラス その日は特に空が青く晴れ渡っていた。 俺達はいつも通り朝飯を済ませた後、今日もお宝探しの為にナビィの「お告げ」を待っていた。 「ソレジャイクヨォ、レッツ、おタカラナビゲートぉ~♪」 ごつん、と音がして天井に勢い良くぶつかり、そしてまた勢い良く落下するナビィ。 しばらくしてその機械の嘴が動き出し、いつもの通り、半ば予言染みた一言を紡ぎ出した。 「……○××‐ΔYKκ○の通信回線に接続すると吉だぞよ。」 「へっ、今日のはやけに分かりやすいじゃねぇか。いつもそうだと助かるんだがな?」 いつもとは違う様子のナビィの発言を受けながらも、素早く回線に接続する。 すると、微弱ながらも音声による通信が流れ始めた。どうやらザンギャックの秘匿通信回線のひとつに繋がっているらしい。 「……ザ…ザザ…サーン、例のものの雛形は…ザザ成…ているよ。すぐに…ザ……渡す事もできると思う…ザザ…「………ンジャ…キー」をね。ザザザザ…それじゃ、見滝原で…」 プツッ…と、最後に短く音がして、回線が切断された。 「……おいジョー、今の何とかサンとか言う通信相手についてわからないか?それにあいつら、レンジャーキーがどうとか言ってやがったが…」 「インサーンはザンギャックの技術部長の女科学者で、こちらで言うとハカセのような存在だ。」 「おおかたミタキハラとか言うところに潜入した行動隊長からその、レンジャーキーについての作戦が成功したと言う報告を受けたのだろうが…」 手元のキーについては特に異常は無い。が、奴らがレンジャーキーについて新たな何かを手にした以上。 それは、俺達の目的である「宇宙最大のお宝」に繋がる「スーパー戦隊の大いなる力」が奪われかけていると言う事に他ならない。 「―――へっ、やってくれるじゃねぇか。だがこちらもタダじゃ奪われねぇぜ!お前ら、ミタキハラとやらに出航だ!」 冒険とロマンを求めて、宇宙の大海原を行く若者たちがいた。 宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら! その名は、海賊戦隊ゴーカイジャー! http //www.youtube.com/watch?v=dQta-fJobys 海賊戦隊ゴーカイジャー 第13.25話「見滝原市……?」 ―――side 鹿目まどか わたしとさやかちゃんとマミさん、それに転校生のほむらちゃんと隣町から来た杏子ちゃん。 この5人がチームを組んで魔女狩りをするようになって、そろそろ二週間が経とうと言う頃でした。 学校で体育の授業中、突然地面が真っ黒になって。 今まで綺麗な青が広がっていたはずの空には真っ赤な船底?しか見えなくなっちゃった。 「あー、あー、ただいまマイクのテスト中!……よし、大丈夫だな?」 「今現在ザンギャック帝国の侵略を受けているお前らなら知ってるとは思うが。俺達はザンギャックと戦う宇宙海賊だ!」 「この街にザンギャックの行動隊長、つまりエージェントが忍びこんで作戦を行っているらしい!何か変わった事は無いか!?」 「……そこの男子!どうなんだ?」 中沢くんが謎の声の人に当てられた……それにしても大きな声、真下で聞いてる身にもなってよね! 「ひぃっ!?え、えぇっと、この街は別に何も……他の街みたいな攻撃も、受けてませんし」 「その通りです!というか群馬県全体が特に変わってませんよ、えっと……ゴーカイジャーの皆さん?」 「そーだよねー」 「こういう時は、田舎で良かったって感じ?」 「でも東京とか神奈川はほんとひどいらしいよ!」 「そう、私も友達の何人かと連絡取れないし……大丈夫なのかなぁ?うぅ……」「あーほらほら、泣かない泣かない」 中沢くんと早乙女先生(教科違うのに何で出てきたんだろ?)の答弁が終わると、巨大船にびっくりしていた皆も緊張の糸が切れたみたいで、たちまちいつも通り喋りだした。 たしかに見滝原にはザンギャックの攻撃なんて今まで一度も無い。 侵略が行われてるのはTVの中だけと言う平和ぶりだ。……そう、表向きは。 現実は違う。この街には呪いが溢れてて、わたし達は毎日のように希望を振りまいてそれと戦っている。 でも、それは見滝原に限った事じゃないし。 キュゥべぇやマミさんが言うにはザンギャックの襲来以前から魔女との戦いは続いているらしい。 やっぱりザンギャックとは関係が無いって事には変りない。 情報を得られないと知ったゴーカイジャー?さん達は私達の頭上を立ち去る事に決めたみたい。 それを遮るように早乙女先生が声をかけた。 「あ、あの!」 「何だ?先生?」 「皆さんは目玉焼きは半熟じゃないと食べな…あぁっ行かないで!」先生、こんな場面でそりゃ無いよ……みんな呆れてるよ? 早乙女先生がこんな所でも目玉焼き談義を仕掛けようとするのを、ゴーカイジャー達の船は完全に無視して飛んでいった。そりゃそうだよね……ティヒヒ 「あはははは……どうやら先生、今回の男は相当恨みが深いみたいねー。あんな初対面の人たちにまで話題を振るなんて。しかも相手はスーパー戦隊……?」 突如、さやかちゃんの目の色が変わった。 「あぁーっ!!あいつら有名人じゃん!サイン貰っておきゃあ良かったぁ~!マニアに売れるのにぃ~」 「美樹さん、お金の事ばっかりではしたないですわ!」 「ふ……言ってくれるな仁美。所詮小市民の俺じゃあお前の家とは釣り合わねぇ。俺には少しでも金が必要なのさ……」 「み、美樹さん……いや、さやかさん。お金なんて無くたって私が貴女を想う気持ちは変わりませんわ」 「仁美……!」「さやかさん……さやか!」あっちゃー、さやかちゃんも仁美ちゃんもノってきちゃってるね。こりゃあ当分帰ってきそうにないや……ティヒヒ…… そういえば、ほむらちゃんはどうしたんだろ? ……居た。校庭の隅っこに立って、ゴーカイジャーが去って行った方向をずっと見つめてるみたい。ほむらちゃんって戦隊マニアだったのかな? ―――side 巴マミ その日の夕方、学業を終えて一度帰宅しようとする私の前に現れたのは、一番の友達であるキュゥべえだった。 「マミ……マミ……!」 「なぁに、キュゥべえ?学校でもひっきりなしに念話を送ってきたけど、そんなに急いじゃってどうしたのかしら?私、今日は早く家に……」 今日は最後の授業が体育だったから下着がビショビショで早く着替えたい……なんて事は言わないけれど。 それにしたってこのうだるような暑さ。まだこんな季節なのに、絶対おかしいわ……。まさに焦熱地獄。そういえば、彼がこれほど焦った様子なのは珍しいわね。 「マミ、最近学校で何か変わった事が無かったかい?」 「それもしかして、この間のゴーカイジャーさん達の事?カッコ良いわよねぇ……実は私、日曜朝に組まれてるゴーカイジャー報道特番毎週見てるのよ!今度はキュゥべえも一緒に見る?」 「それにしてもまさかあのスーパー戦隊がこんな所に来てくれるなんて!授業中じゃなかったらサイン貰いに行くとこだったわね、うふふ…っ」 私はやっとキュゥべえの訝しげな視線に気づく。…やっぱり友達の真面目な話はちゃんと聞くべきよね。 ゴメンなさい、と心の中で小さく詫びる。 「――それで、何の話かしら」 「何の事は無い、僕の方も“ゴーカイジャー”の話をするつもりだったさ」 「単刀直入に言おう。彼らは君の考える通りの正義の味方じゃない」 「……何言ってるのか、訳がわからないわ。あなたはいつもそうね、肝心な事は何も言わないで……」 「マミ、考えてもみてよ。数ヶ月前の“レジェンド大戦”でスーパー戦隊は全てその力を失い、力はレンジャーキーへと置き換えられた。」 「では、彼らはいつどうやってそんな力を手に入れたんだろうね?」 「……!?」 「それだけじゃない。君達は普通、海賊って言葉にマイナスイメージを持っているだろう?」 「それは銀河規模においても同じ事なんだ。にも関わらず、彼らゴーカイジャーは訂正して回らないどころか、それを自慢げに自称してすらいる。」 「何かやましい事の一つや二つ、自覚してると見て良いんじゃないかな?」 「……それで、私に何をさせたいのかしら」 「簡単な事だよマミ。彼らがこの街を好きにしようとしたら止めて欲しいと言うだけの話さ。」 「スーパー戦隊の力を我が物にしているだけかも知れない、そんな“正義の味方”なんて信じられないだろう?」 「ザンギャックに成り代わろうと画策している可能性だってある」 そして、この街を守れる正義の味方はマミ、君たちだけなんだ――と、キュゥべえはしめくくった。 私が、正義の味方……そう、キュゥべえの言う通り、今この街を守っているのは私達魔法少女なんだ。 いくらスーパー戦隊とは言え、この街では突然やってきて好き勝手なんてさせやしない。ましてや、彼らが戦隊を騙っているだけの存在なのだとしたら。そんなの、私が許さない。 「……わかったわ、キュゥべえ。一時間後に私の家に集合するよう、みんなに伝えてもらえるかしら」 「お安い御用さ、マミ」それだけ言い残して、キュゥべえはそそくさとどこかへと走り去って行った。私はそれをぼうっと突っ立ったまま眺めた。 なぜだか無性にのどが渇く。風が私の髪を巻き上げる。……やっぱり一度帰ろうかしら。 ―――side 佐倉杏子 夕方、マミから一斉招集がかかった。 この街はつくづく平和ボケした所だ。普通なら学校に行っているような時間帯に、あたしみたいなJC(まさか小学生以下に見られてるって事は…無いよな?)が道を聞いてきてるのに。 全く気にせずすんなり教えてくれるなんてね。 こんな街にも呪いが溢れてるなんて魔女退治を生業にする我が身でも嘘みたいだ。 たまには感謝して金なり食い物なり供えてほしいね…などと考えつつ歩いている間に、マミのマンションにたどり着いた。 今ねぐらにしている河原のお手製ダンボールハウスからは、見滝原の中心から少し外れたこのマンションは、魔法少女の脚力をもってしても若干遠い。 駅前のホテルに丁度いい空室でも出来たらマジカルパワーで忍びこんで占拠してやりたいんだけど、今は丁度良い部屋が無い。 ほんとはダンボールハウスでもあたしは生きていけるんだけど……まぁ今はしょうがないやね。 エレベーターから降り、今はマミ一人で暮らす巴家の玄関を開く。靴の数から見るにどうやら他の面子は既にそろってるみたいだけど…… 「そ、そんなの絶対おかしいですよマミさん!せっかく来てくれたのに、いきなり襲うだなんて……」 「ふぅ……何を勘違いしてるのかしら、暁美さん。彼らは「来てくれる」ような単純な正義の味方じゃない。」 「ゴーカイジャーがザンギャックと戦ってる理由、知ってるでしょ?」 “宇宙最大の至宝”に近づく為にザンギャックより先にスーパー戦隊の力を手に入れたいってだけなの。もしかするとザンギャックに成り代わる為かも知れないわよ?」 「そんな人達が私たちが守ってきたこの街で好き放題に暴れるのをただ見ているって言うのは、市民としても心苦しいわ。暁美さんはそうは思わないのかしら?」 へぇ、こいつは驚きだ。眼鏡でおさげの見るからに内気でクラスに馴染めない「転校生」の暁美ほむらが、リーダーのマミに楯突くだなんて。 いつもはマミかあたしが提案、もう片方が反対→さやかが煽り→まどかがなだめるのがお決まりのパターン。 で、こいつはそれを見てただただおろおろするのが通例だった。 なのにこれは一体どうしたんだ?いよいよ仲間割れか?チーム解散かぁ? 「そうだよ!転校生ぇ、どーせあんたはこの街に思い入れなんか無いんだからどうだって良いのよね!」 「さっさと見滝原からも群馬県からも出てって、東京にでも逃げ帰ったらどうなの?」 さやかのヤジが入り、ほむらの目が据わる。 「……私、逃げる気なんかありません。それにこの街にはワルプルギスの夜が」 すかさずさやかの声。 「ほら、またそんな来もしない物をでっち上げる!だいたいマミさんだって知らない物を、なんであんたが知ってるってのよ?」 「この前もキュゥべえが魔法少女を騙してるなんてデマをペラペラと喋ってくれて、そんなにあたしと一緒が嫌なのね!」 「さやかちゃん、その辺にしておきなよ……」 まどかの制止も振り切り、ますますさやかはヒートアップする。 「……まどかは黙ってて!戦いの時だってそう!いきなり目の前で爆発されちゃ困るのよ。まどかやマミさんは飛び道具だから平気だろうけど、こっちの事情も考えて欲しいんだけど?」 「やっぱりあんたと組んだのは間違いだったわね!」 ドンッ さやかの口撃の間ずっと押し黙っていて俯いていたほむらが、捨て台詞の直後に大きく机を叩き、立ち上がる。 それに応じて、さやかに気圧されていたまどかもようやく我に返る。 「待ってよ。ほむらちゃん、どこに行くの……」 「…鹿目さん、あなたにはもう関係ない事。巴先輩、今までお世話になりました。合鍵、お返しします」 それだけ言い残して、暁美ほむらは部屋から出て行った。あたしには会釈だけかよ、まぁ良いけど。 仲間になった時にマミから全員が貰ったこの部屋の合鍵だが、(当然あたしも貰ってる)これをも返納するって事は本格的に抜けちまうみたいだ。 ま、この人数の魔法少女同士が仲良くやってるって状況が異質だったんだけどな。 これからあいつ、一人でどうするのかな…なんて、柄にも無い事考えてないでとにかく話を聞く事にする。 「おいマミ!用事ってなんなんだよ?」 「あれ……佐倉さん?いつ来ていたの?」 へ? 「杏子ちゃん!?あ……ええっと、こんにちは…」 あれ? 「杏子?…何、立ち聞きってワケ?趣味悪いのね」 おいおい、まさか今まで気づかれてすら無いなんて思ってなかったぞ…… ―――side 暁美ほむら マミさん、否、巴マミのマンションを出て歩きながら途方に暮れる。 なんて事だ。魔法少女4人全員と決別するほどのポカをやらかしたのは今回が初めてだ。 もう誰にも頼らず、たった一人でまどかを守りつつワルプルギスを倒す以外に道は無い。 だがそんな事は今までの経験則上絶対に不可能。 ――もう一押しすればソウルジェムを濁らせるほどの絶望に包まれながら、私はどこへ行くとでもなく歩く。 そこへ現れたのは――― 「……インキュベーター」 「やぁ、ほむら。みんなと別れてしまって困ってるようだね。僕が力になろうか?」 「遠慮する…。もうあなただけは信じないって、決めたから」”まどかを殺した”、白々しい悪魔め。 「やれやれ心外だね。他の魔法少女達からは信頼を頂いてるって言うのに……暁美ほむら、君は一体、何者なんだい?」 「……答える必要はないわ。」消音器(サイレンサー)付きのM92Fベレッタを取り出し、3発発射する。 一発目が白くてたっぷりした尻尾を半分削ぎとり、二発目が逃げようとする脚を二本まとめてへし折り、吹き飛ばす。 最後の一発は顔面に大きな穴を穿ち、頭の向こうの景色を露出させる。 「……やれやれ、無駄だっていうのに」 「ひ…っ!?」こいつ、何故!?頭を潰した、生物なら生きていられるはずなんか…! 「暁美ほむら、ボディの精製にだってエネルギーは必要なんだ。出来ればこの個体を維持したままで居たいから傷を直す魔力を」 魔力をくれ、と続けたかったのであろう。 しかしそのインキュベーターの頭部は、以前奪取したドスによって胴体と泣き別れにされた。 やはりこいつは悪魔だ……。関わったら、ろくな事にならない。 しかし、これでもう誰にも頼れない。魔法少女の領域には一般人は何も感知できず、頼るべき魔法関係者などもはやいない。もはや救いの手は、無い……。 いや、一つだけあるかも知れない。正直信用できるかわからないがあのイレギュラー達。でも、私にはもう彼らしか残っていないのだから。 私は走りだす。未来を描く為に。 その後ろで新たなインキュベーターが笑うのに、私は気づいていなかった。 「きゅっぷい……暁美ほむら、君はとことん都合よく動いてくれるね……おかげでこちらもやり易くて助かるよ」 ―――side ドン・ドッゴイヤー(ハカセ) 見滝原で情報を集め初めて3日目、やっと一人の少女がやって来てくれた。 …が、その子、暁美ほむらが僕らの所に持ち込んだのはとんでも無い情報だった。 曰く、自分は「魔法少女」である。 曰く、この街には「魔女」と言う怪物が潜み、人々を襲っている。 そして、それら魔女を倒す為にはゴーカイジャーの力が不可欠である、力を貸してくれ、と。 「冗談じゃねぇ」マーベラスがイラつきもあらわに口をはさむ。 「1日2日ならともかく、”ワルプルギスの夜”が来るのは一月も後の話だろうが」 「そんな時期までこの街に居座ってて見ろ、他のお宝はどうなる?ザンギャックに奪われるのがオチだ。」 「……とにかくそんなもんに付き合う義理は無ぇ。さっさと帰んな」 「……そんなっ!あなた達はスーパー戦隊なんでしょう?!」 「あぁその通り。だがな、その前に俺たちは宇宙海賊だ。慈善で悪を倒すボランティアじゃねぇ。」 「自分の星の問題くらい、自分達で解決するのが当たり前なんだぞ」 マーベラスの辛辣な口ぶりに、暁美さんは口をつぐんでしまう。まったく、少し上手くいかないからってイラついちゃって…… 「言い過ぎだよマーベラス。……でも暁美さん、安心してよ。僕らだってあとちょっとはこの街にいるつもりだから。」 「その間何かあったらいつでも力に…『ザンギャックダヨ!ザンギャックノハンノーダ…アレ?』」 ナビィが敵襲を告げかけ、そして途中で止める。何だったんだ、今の? 「おい鳥ィ!適当な事言うんじゃねぇ!」 「トリジャナイヨ、ナビィダヨぉ~……マ、イイヤ」 「マタオキャクサンダヨ?コンドモオンナノコダケ、4ニングミ」 聞いた瞬間に暁美さんがとっさに身構えたように見えた。 ……思春期の地球人って大変なんだなぁ。早くルカ達が戻ってくれば女同士で気軽に話せるかも知れないけど、僕じゃなぁ…… ―――side 巴マミ 眼前に浮かぶ巨大帆船「ゴーカイガレオン」からロープを伝って男が二人降り立った。 赤いジャケットはゴーカイジャーの船長、キャプテン・マーベラス。 緑のジャケットはゴーカイジャーの工作&コック担当、ハカセことドン・ドッゴイヤー。 どちらも「日曜朝7 30からの報道特番」でおなじみの二人。こんな出会いでなければ、正直サインを貰って記念撮影して欲しかったけど…… 「ゴーカイジャーのお二人?単刀直入に言わせてもらうわ」 「私たちの要求は二つ。まず、船内にいるはずの暁美さん、暁美ほむらを引き渡す事。」 「そしてもう一つは、この街から一刻も早く退去する事よ」 「……へっ、名乗りもしない奴らの言う事を聞く義理は無いな。俺たちは…ま、言わなくてもわかるか」 さすがに場数が違うと言う事なのだろうか。強気に迫ってもまったく動じる所が無い。 「それは失礼したわ……私は巴マミ。こちらの二人は私の後輩、鹿目さんと美樹さん。こっちの赤い子は」 「佐倉杏子。正直言って、うちらも縄張り荒らされるのが気に食わないんだよね。ここはおとなしく従って貰えるかい?」 32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/24(火) 22 05 25.24 ID I6bRqTRGo 「トモエにサクラ、カナメにミキ…と。ふん、お断りだな。子供の言う事にへいへいと従ってて海賊が通るかよ」 やはり、こうなってしまうのか。彼らにだって、海賊としての意地がある。…けど、私たちだって今まで見滝原を守ってきたんだ……! 「なら、仕方がないわね。……実力で通します。みんな、変身して!」 「望む所だ。おいハカセ、一つ生意気なガキ共のケツを引っぱたいてやるとしようぜ」 次の瞬間、赤・青・黄・緑・桃の光が一つに溶け合った。 ―――side 鹿目まどか こんなの、絶対おかしいよ。マミさんも、さやかちゃんも。そしてわたしも。 ほむらちゃんを追放して、挙句に逃げ出したほむらちゃんを吊るし上げる為に「ゴーカイジャー」と戦うだなんて。 まだ出会ってから一週間も経ってないのに。同じ、正義の味方のはずなのに。 「…めさん!……鹿目さん!」 マミさんの声で、はっと我に返る。 「気が進まないのはわかるけど。こうなった以上、戦いが避けられないのもわかるわね?」 「……はい。」契約して戦士になった以上、戦いについてある程度の覚悟は決めていた。 同じ道を行く者同士であっても、武器を向け合ったのなら戦いは避けられない。 時には同じ少女を射つ事もある…って。でも、今日がその日だとは思ってなかった。 改めて戦況を確認する。 近距離型のさやかちゃんと杏子ちゃんがそれぞれゴーカイレッドとゴーカイグリーンを相手に戦っている。 新米のさやかちゃんはもちろんの事、杏子ちゃんまでもがグリーンのトリッキーな動きに翻弄されかけている。 それでもグリーンの反撃を的確に躱しているのがベテランの意地…なのかな。 遠距離タイプのマミさんは両手のマスケットから地面に向かってリボン弾を発射して只管援護に徹している。 が、生き物みたいにしゅるしゅる伸びるリボンはひょいひょいと躱され、あるいは切断されて。 ゴーカイジャーは全く意に介さず、何の邪魔も無いかのように戦っている。 その内に、さやかちゃんをより与し易いと見たゴーカイジャーが前後から襲いかかった! ギィンッ!大きな金属音。さやかちゃんのサーベルが二本まとめてレッドの「ゴーカイサーベル」に切り裂かれた音だ。 同時に後ろからはグリーンの銃撃が直撃し、さやかちゃんがグッと短く苦悶の声を上げる。 「ダメぇぇぇっ!」その勢いで羽交い絞めにしようとするグリーンに、わたしは慌てて弦を絞り、光の矢を放つ。 矢はとっさに振り向いて防御体勢を取ったグリーンを「迂回して」ゴーカイレッドに突き刺さった。 黄色いリボンの亡骸の海に、赤い戦士がワンポイントとして倒れこむ。 「マーベラス!?…ぐぉぁっ!?」予期していなかったレッドへの攻撃に驚愕するゴーカイグリーンに今度こそ杏子ちゃんの槍が直撃する。 腹部に直撃した槍は緑の戦士を大きく吹き飛ばした。 間髪を入れず足元へマミさんのリボン弾が何十発と無く撃ちこまれ、よろよろと起き上がった二人の戦士を拘束する。 「チェック・メイトね。子供に倒された気分はどうかしら?キャプテンさん?」 「あぁ、最悪だな……だが、少し遅すぎだ」 マミさんがその言語に違和感を覚えた瞬間、20番目のスーパー戦隊「カーレンジャー」をコールする声が響き渡った。 それとほぼ同時に投げつけられた「バイブレード」がリボンを切り裂いた。更に一瞬遅れて、青・黄・桃の閃光が戦場に辿り着く。 青い人の怒声。「マーベラス!ハカセ!無事か!?」 赤い戦士の余裕たっぷりな返答。「……へっ、遅いんだよ……海賊がいちいち交通ルールなんか守って来たんじゃねえだろうな!?」 ゴーカイジャーの五人が勢揃いしちゃった…… それに対して今、満足に戦えるのはわたしとマミさんだけ、前衛組は杏子ちゃんはともかくさやかちゃんはすぐにでも治療が必要かも… 回復力に優れるさやかちゃんならすぐ戻れるだろうけど、それでももう少し時間が必要そう。 「魔法には、魔法だろ!ゴーカイチェンジ!」赤い戦士、マーベラスさんの掛け声と共にゴーカイジャーの姿が29番目のスーパー戦隊「マジレンジャー」へと変わった。 それと同時にマミさんがありったけのマスケットを喚び出して前に立ち、杏子ちゃんは満身創痍のさやかちゃんのカバーに下がる。 頼もしいけれど、全体的に圧倒的な実力差と経験差があるのは否めない。 ほむらちゃんの言ってた「ワルプルギスの夜」もこんな絶望的な戦いだったのかな……と今更考える 「……これで終わって!」 マミさんのマスケットが一斉に火を噴く。無数の使い魔相手にならまさに必殺となる効果的な一撃。 でも、この時は…… 「「「「「マジカルカーテン!」」」」」 全ての銃弾がマジレンジャーの光の壁に跳ね返され、消滅させられてしまう。 「そんな……」 マミさんの最大級の攻撃すら、これほど簡単に無効化されてしまう。 これがスーパー戦隊の力だって言うの?こんなのって無いよ、強すぎるよ…… 「こうなったら…鹿目さん、合わせて!時間を稼ぐわ!佐倉さん、動けるなら美樹さんを連れて撤収!」 「マミさんっ!?待って……!?ちょっ、放しなさいよっ」 「……了解!ゴーカイジャー、だっけ?今回は足手まといがいたけどね、次は容赦しないよ!」 さやかちゃんと杏子ちゃんが逃げて行く。 「向こうもこれで終わりにするつもりみてぇだな。残った奴らにはちょっとばかし痛い目見てもらうぜ!」 ゴーカイジャー達の声が聞こえる。 どうしてわたし達、戦わなきゃならなかったの?この星を、この街を、守っているって意味では同じなのに…… 「グリーングランド!」 「ピンクストーム!」 「ブルースプラッシュ!」 「イエローサンダー!」 「レッドファイヤー!」 「来たわ、行くわよ!……ティロ・フィナーレ!」 「え……は、はい!行けぇっ!」 ピンクの光をまとったティロ・フィナーレと、マジレンジャーの「合体魔法」がぶつかり合い、強烈な閃光が辺りを満たす。 ……相討ち!?そうじゃない、少し小さくなったけどマジレンジャー達の魔法がこちらに迫ってきてる。 わたしは結局何も出来なかった。戦いを止める事も、ほむらちゃんを助ける事も。 それでも、これで終わりなんだ。そう思った時。 「その必要は無いわ」 その一言と共に、目の前に黒い少女が現れ、大きく後ずさりながらも左手の盾で光弾を受け止め切った。同時に煙幕が張られる。 「ほむ、ら、ちゃん」 言葉が出ない。わたしが悪いのに。謝らなきゃいけないのに。 ぎゅむっ、とほむらちゃんがわたしの手をより強く握る。 「……鹿目さん、巴先輩を連れて逃げてください」 「ほむらちゃん、わたしは……」 「二度も、同じ事を言わせないでください。私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする人の敵。」 「今回の件は一方的にあなた達のチームに非がある。……もう私達の邪魔をしないで。戦おうなんて気を起こさないで。鹿目…まどかさん。」 どんっ、と突き放すように握手を解かれる。 ほむらちゃんは煙幕の中を走り去って、行ってしまった。 隣ではマミさんがあっけに取られた顔で立ち尽くしている。 「今……暁美さんが…?」 「…マミさん、早く逃げましょう。今のままじゃ勝ち目なんてありませんから。」 「そうね……美樹さん達も脱出したみたいだし、ここは退きましょう。……行くわよ鹿目さん!」 ほむらちゃん……ゴーカイジャーと一緒に戦うつもりなのかな。 もう戻ってこないの……? ―――side マーベラス 戦闘を終えて一息つく。 しかし、あれが「魔法少女」か。 ザンギャック共よりは手ごわいが所詮はまだ子供、俺たちの敵にはならねぇな。 とは言えカナメ……だったか、あのピンクにやられた傷は以外と深い。見かけはおどおどしてるが奴は侮れないな。 それにしても――― 「おいお前!……ほむらとか言ったな?攻撃してきた相手を、何で庇ったりした?」 「……助けて頂いたのには感謝します。でも、こんな戦い無意味です!もう勝ちは見えたんですから、あれ以上は必要ないはずです…!」 「そうだよ!いくら子供にやられかけたからって、イライラしすぎだって! 「ハカセ、あんたもそれ言えた義理じゃないけどね。…どっちにせよらしくないよ、船長」 「その通り。そんな事で夢を掴めるのか?お前もまだまだ甘いな」 「まぁまぁ皆さん、お気をお鎮めになって……紅茶でも飲みましょう、マーベラスさん。パトロール中に良いお茶っ葉を見つけまして……」 ほむら・ハカセ・ルカ・ジョー・アイムから異口同音に責められる。ちっ、全くうるさい奴らだ。仮にも宇宙海賊が女子供にやられっぱなしで黙ってられる訳ねぇだろうが……あ? 「……おい、そこの白いのは何だ」 「え?……インキュベーター!?何しに来た!…って、そもそも、何で見えるんですか!?」 ほむらが二重に驚く。なんだ、この白いのは普通見えないのか? 「彼らは偉大な勇気の魔法使い『マジレンジャー』の大いなる力を受け継いでいる。」 「まぁ、僕達の知ってる魔法とはベクトルが違う物だけれど、彼らに僕が見えても不思議じゃあないね。」 「…それで、インキュベーター…さん……?わたくし達に、何かご用でしょうか?」 「君はファミーユ星のアイム・ド・ファミーユだね?僕と契約して魔法少女になる気は…『そんな必要ありません』…やれやれ、話の腰を折るのがうまいね、暁美ほむら。」 「まぁ良いや、ほむら、君は僕が何匹もいるって事は知ってるだろ?おかげ僕はいつもこの街全域をパトロールできるし、実際やってるんだよ。そしてこの間」 「――ザンギャック帝国の活動跡地みたいな物を発見したんだ」 …何だと?おい白いの、もっとちゃんと教えろ! 「落ち着いてよ、キャプテン・マーベラス。海賊とは言え、長にある人間があせっちゃいけないよ。まぁ今はこちらも都合が悪い」 「明日の夕方5時頃に、…………の座標にある建物に来て欲しいんだ」 「良いだろう……情報提供、感謝するぜ。」 ほむらが視界の隅で唇を噛み締めている。……悪いな、信用が薄いのはどちらも同じ。 なら、俺たちは派手にぶつかって行くだけだ。 ―――side 鹿目まどか 結局、次の日ほむらちゃんは学校を休んでいた。 さやかちゃんはゴーカイジャーに負けた事が悔しいみたいで、さっきから机に突っ伏して独り言をぶつぶつ呟いている。 (恭介……とか何で言わないの……なんてのも聞こえたような。…何かあったのかなぁ?) 『…聞こえるかしら?美樹さん、鹿目さん?』 マミさんからの念話だ! 『……はい、なんですか?マミさん。もしかしてまたゴーカイジャーと…?』 『さすがに今はそんな事しないわ。悔しいけど、彼らも場数を踏んでる。正攻法じゃあ勝てない相手なのは確かなんだから……それに、暁美さんもいる。なおさら厳しいわ』 『キュゥべえからグリーフシードを発見したって、連絡が入ったの。放課後にすぐ向かうわ。』 『わかりました。さやかちゃん、大丈夫だよね?』 『……うん。そう、昨日はちょっと油断しただけっすよ!魔女くらいパパっとやっちゃいますって!』 『そう、じゃあ決まりね。校門で待ってるわ』 念話が切られる。マミさんと杏子ちゃんは大丈夫みたいだけど、さやかちゃん……ほんとに戦えるのかな? そしてほむらちゃん……もうどうしようもないのかな。 そんなのって…無いよ。こんなの、絶対おかしいよ。 ―――side 美樹さやか その日はマミさんの言いつけ通り、即座にグリーフシードへ急行した。 ……確かにあの時は私達にも非があったかも知れないけど。魔女相手なら遠慮無く「正義として」本気で戦える。…やってやろうじゃん! と、目的地についたみたい。前を行くマミさん(と、ついでに杏子)がこちらへ手を振ってる。 「……え?」 「嘘、ここって!」 「恭介くんの……入院してる病院」 まどかも事態を悟って息を飲む。冗談じゃない、退院ギリギリなのになんでこんな事が!? グリーフシードが育ちきって結界が口を開くまでの数瞬すら待ち遠しい。早く、早く倒さないと! 「マミさんっ!先、行かせてもらいます!」 やっと結界が入り口を見せた。同時に変身を済ませ、前の二人を突き飛ばして、半ば倒れこむほどの勢いで殺到する。 ………階段とドアをいくつか通り過ぎた結界の奥は、まるでお菓子の国だった。 クリームの大地、クッキーの壁面、キャンディの石ころ……それ以外に形容する表現が見つからないほどの、甘味の地獄。 病院と言うロケーションには全く似合わない。特に糖尿病患者の人にだけは見せちゃいけないよ、これ。 思わず足を止めて、しげしげと眺めてしまう。 そのおかげで、後ろの三人が追いついた。 追いついたのは良いが、こちらも足が止まった。 三人ともやっぱりこの空間に度肝を抜かれてるみたい。 「……ゴクッ」 「ちょっ…杏子!?何こんなの見て唾飲み込んでんのよ?!」 「え、…あ!?そ、そんな事ないぞ!さぁさぁ何立ち止まってんの!早く行くぜ!」 お前が言うな。…と言いたいが、早く倒したいのはその通り。あたし達は再び走りだした。 結界の奥に待っていたのは、丸っこくて可愛らしい使い魔と、負けず劣らず可愛らしい、まるでぬいぐるみみたいな魔女。…と、キュゥべえ。 なんだ、もう着いてたんだね。 「そいつがここの魔女ね?じゃ、いつもどおりにパパーっとやっちゃうからキュゥべえは下がって!」 「……その事なんだけどね、ごめんさやか。もう少しだけ待っててもらえないかな?」 ―――え?何言ってんのよ……? 「そろそろ到着するはずさ。…あぁ、来た来た。待ってたよ!」 「暁美ほむら!」 「そして、海賊戦隊ゴーカイジャー!」 一瞬、その場の時間が止まる。 「……キュゥべえっ!?まさか貴方、裏切ったの?」 マミさんがいち早く動き出し、キュゥべえを問い詰める。 「裏切った?マミ、まだ僕にはそんな実感は無いんだけどな。」 「暁美ほむらと仲直りさせてあげようって言う話さ。”魔法少女同士”、ね。」 「…やっぱり、正義の味方同士で戦うなんて間違ってます。魔女相手になら協力を……!」 わけがわからない。あたし達を裏切ってゴーカイジャーに付いた?キュゥべえと転校生。 そしてキュゥべえのおせっかい。転校生の和解要求。 何より一番わけがわからないのは。 「おい、白いの、お前……!」 ゴーカイジャーも気づいたようだ。 なんで、魔女の結界の中に、ザンギャックの戦艦があるの? ―――side ジョー まさに一瞬の早業だった。白い獣「インキュベーター」が両耳を一振りする。 たったそれだけの動作で、その場にいた5人の少女が一斉に苦悶の声を上げ始める。 それぞれ別々の位置に付けた宝石「ソウルジェム」が一際大きく光り輝き始めた。 「インキュ…ベーター……!?何を…!」 ほむらが苦しみながらも獣を詰問する。 「僕の名前、今言ったでしょ?それが何よりの答えさ」 「君達魔法少女を孵化させるのが僕の役目。それは魔法少女を魔女にするって事でもあるし」 「今回のように”完成したソウルジェム”を刈取る事でもある。君は何でも知ってると思ってたけど、これは知らなかったみたいだね、ほむら」 「おいザンギャック野郎!…魔法少女の変身アイテムなんか奪ってどうするつもりなんだ?」 マーベラスの詰問。 「そうか、君らは知らなかったよね……ゴーカイジャー諸君。」 「手短に教えてあげようか?」 ―――それからこの白い獣が語った事は、非常に胸糞が悪い。その一言に尽きる。 曰く、自分達はこの星に生命が誕生してすぐにザンギャックの辺境探査隊として派遣され、地球の生命についての研究を行っていた。 曰く、その間に約1億7千万年前の「恐竜人」達と「魔女バンドーラ」との戦いを目撃した。 「魔女と戦う5人の戦士」の姿と、それに集まる感情エネルギーにヒントを得た自分達は、後年地球を支配する「人類」に対して「魔法少女作戦」を立案した。 概要は、魔力を授けて「魔女」と戦わせる事で希望の感情エネルギーを収集し、それを一気に絶望へと相転移させる事で多大なエネルギー資源を得ると言う物である。 その後、地球上やその他宇宙の彼方などで数々の「スーパー戦隊」が誕生し、彼らには多大な希望の精神エネルギーが集まっていった。 有史以前から生まれた数多くの魔法少女達に集まった精神エネルギーと同量同質、あるいはそれ以上の膨大なエネルギー。 そのエネルギーを強さの源の一つにする「スーパー戦隊」に、地球に対する数多の組織やザンギャック自身の攻勢は阻まれ続けてきた。 そして、そのパワーバランスが崩壊を迎えたのは、つい数ヶ月前の「レジェンド大戦」の事である。 一つの星を制服するには過剰とも言えるほどの戦力を注ぎこみ、全ての「スーパー戦隊」を相手取ったこのザンギャック最大の作戦。 星系一つを攻撃する為の大軍団を前にしては、さすがの「スーパー戦隊」も捨て身の攻撃に打って出ざるを得なかった。 ……それからは、むしろ俺たちゴーカイジャーの方が良く知っている。 捨て身の大攻勢によってレンジャーキーとして散らばった「34のスーパー戦隊の力」は全てゴーカイジャーが受け継ぎ、結果的にだがこの地球を守っているからだ。 戦力を大幅に削りながらも未だに成功しない地球侵略に業を煮やしたザンギャックは、超古代にこの星へと潜入していたインキュベーター達の部隊に目を止めた。 同じ希望のエネルギーを利用した「擬似レンジャーキー」の精製を命じ、兵士の強化を謀ったのだ。 その対象が見滝原に集った5人の魔法少女であり、彼女らのソウルジェムが試験体第一号、と言う事なのだ、と。 奴がそこまでを語り終えた時、俺の周囲には白い骸が数え切れないほどに積み重なっていた。 ルカ・アイム・ハカセは未だ悶え苦しむ魔法少女達を介抱し、マーベラスは「結界」全体を抑えこむかのように強く睨みつけている。 「……元ザンギャック陸戦教導歩兵隊所属:ジョー・ギブケン。君もつくづく無駄な事が好きだね」 「僕はもっとクールな人間だと踏んでたんだけどな」 何十体目かのインキュベーターが現れ、自分の亡骸をむさぼりにかかる。 それをも「ゴーカイガン」で蜂の巣にしながら吠える。 「黙っていろ……どの道、怒りを発散させる先が無ければ最後まで聞けた話では無い……」 「やはり俺がザンギャックを裏切ったのは正解だったようだ。貴様ほどの下衆がいるような国で働けるものか!」 「……まぁ、いいさ。どの道ソウルジェムの回収は完了した」 「あぁ、安心してよ。彼女達の感情はキーを使う兵士にとって邪魔になるからね、返してあげたよ」 「それに計画が成功したからにはこの星もじき、ザンギャックの配下になる。その暁には彼女達も臣民として皇帝陛下に仕えるんだから」 「感情の篭った奉仕活動を期待してるよ?そうでなきゃ、僕達の数十億年の苦労も報われないからね」 ようやく、戦艦から戦闘員「ゴーミン」と下士官「スゴーミン」がわらわらと吐き出され、行動隊長を守るためにこちらへ向かってくる。 そして「魔女」も。奥の椅子に座っていたぬいぐるみもが、こちらへ歩き出した。 「……上等じゃねぇか」 マーベラスの瞳がまさに怒りに燃えている。それは俺を含めた他の4人も同じだろう。 「てめぇみたいな海賊以下のゲス野郎は、銀河のどこを探したっていやしねぇ。……派手に行くぜっ!」 「「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」」 ――――ゴォォォカイジャァァァァ! 気合の声が、結界内に響き渡った。 次ィィィ回!海賊戦隊ゴーカイジャー! 「プロの海賊が、あんなお嬢ちゃんに負けてられねぇよなっ!?」 「……一人ぼっちは、さびしいもんな」 「マーベラス、ごめんっ!」 「わたし、結局何も出来なかった。マミさんの説得も、上条くんを助ける事も。……何もかも」 第13.50話「そんなの、無理に決まってる」 CMのあと、みんなでスーパー戦隊の名前を憶えよう! ~http //www.youtube.com/watch?v=D5HjzISjiT0~ ED「スーパー戦隊 ヒーローゲッター」 この番組は (株)東映 「魔法少女まどか☆マギカ」制作スタッフ一同&Magica Quartet SS速報VIP板管理側の皆さん 読者の皆様 の提供で お送り致しました。 \ギャオーン!/ 仮面ライダー・オーズ!この後すぐ(嘘) NEXT 海賊戦隊ゴーカイジャー「見滝原市……?」 2
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サブタイトル golden gate(ゴールデンゲート) 賞金稼ぎキアイドー 鎧の口ずさんだ歌 ゴーカイイエローの台詞 結城凱の墓標供えられていた品々 登場したレジェンド結城 凱(ゆうき がい)外見 言動 豪快チェンジ超電子バイオマン 光戦隊マスクマン 鳥人戦隊ジェットマン 登場した技・用語等バイオエレクトロンサーカスループ スーパーエレクトロン メディテーション 等身大・ジェットフェニックス(正式名称不明) 大いなる力意志の力 サブタイトル 「翼」という単語が入っており、『鳥人戦隊ジェットマン』を思わせるような形式になっている。『ジェットマン』のサブタイトルは、第34話まで文字数を5文字以内にしていた。『ジェットマン』第1話のサブタイトルは「戦士を探せ」、第34話のサブタイトルは「裏切りの竜」、第35話のサブタイトルは「鳩がくれた戦う勇気」である。 『ジェットマン』第32話のサブタイトルは「翼よ!再び」であり、この話は半ば空中分解状態となってしまったジェットマンが再び集結し、戦いへの決意を新たにするという、中盤の重要なエピソードであった。 尚、サブタイトルを5文字以内にしていた理由は、新聞のラテ欄に文字数制限があるためである。1991年当時の場合、与えられたスペースに正式なサブタイトルを記載するためには5文字以内にする必要があった。35話以降は最大9文字になっているが、これはメインタイトルを『鳥人戦隊ジェットマン』から『ジェットマン』に省略して4文字分スペースを増やしたため。ちなみに文字数制限を超えた場合、新聞各社が独自にラテ欄掲載用のサブタイトルを付けることとなる。近年はラテ欄に正式なサブタイトルを掲載できなくとも構わないという方針になっているようで、文字数の多いサブタイトルが増えている。 golden gate(ゴールデンゲート) 『ジェットマン』本編には、凱の行き付けの店として同じ店名のジャズバーが何度か登場している。冒頭のシーンで凱の背後に「golden gate」のネオン看板が掲げられており、店名の下に翼のような模様があしらわれていることが確認できるが、ラストシーンでそのネオン看板がアップになり、店名の下に浮かんでいるのが小さな「Heaven」の文字と天使の輪を浮かべだ翼の模様である(凱が酒を飲んでいたのは『ジェットマン』に登場した「golden gate」ではなく天国であった)ことが明かされる。 最後に出てきた酒瓶は、「HEAVEN SKY」(天国の空)。 賞金稼ぎキアイドー 数々の賞金首を倒してきた凄腕の賞金稼ぎ。なお、賞金稼ぎという設定は、元々、『ジェットマン』準備稿段階の結城凱の職業。 鎧の口ずさんだ歌 歩きながらジェットマンの手がかりを探していたマーベラスが、ジョーのモバイレーツが持ち去られたことを知らせるルカからの電話を受けた際、先を歩いている鎧が「鳥人戦隊ジェットマン(『ジェットマン』OP)」のサビ部分を口ずさんでいる。 ゴーカイイエローの台詞 「罰金!」前話の「変なところを触ったら罰金」というルールはまだ続いているらしく、抱き付いてきたゴーカイシルバーに肘打ちを食らわせ罰金を宣告している。 結城凱の墓標 凱の墓標には、ジェットマンのエンブレムと「Black wing sleeping here forever(黒き翼ここに永遠に眠る)」という文字が刻まれている。 供えられていた品々 マッカランイギリス(スコットランド)のマッカラン蒸留所で製造されているスコッチ・ウイスキー。凱は『ジェットマン』本編でマッカランのストレートを愛飲していた。 「WILD HAWK」という銘柄の煙草 並べて手向けられた2つの花束片方は赤い花、もう片方は白い花をメインに纏められている。 カップ麺・陽気なアコちゃん『ジェットマン』第10話にて登場したカップ麺。ブルースワロー・早坂アコに片思いするアコの先輩・龍田が開発したもので、パッケージにはアコをモチーフにしたイラストが描かれている。お湯を注いで1分で完成する手軽さや10円という価格設定から大ヒットしたが、実は龍田はジェットマンの敵組織・次元戦団バイラムに利用されており、このカップ麺を食べた者は1分も待っていられないほどせっかちになってしまうという秘密があった。CMソングはブラックコンドル/結城凱演じる若松俊秀が作詞したもので、コーラスはホワイトスワン/鹿鳴館香役の岸田里佳とブルースワロー/早坂アコ役の内田さゆりが担当し、間接的に縁のある供え物になっているる カップ麺のパッケージイラストは竹本昇が担当。 過去にも『ターボレンジャー』40話などでイラストを手がけている。 上記したように、『ジェットマン』本編に登場した「陽気なアコちゃん」は世界を混乱させる危険な代物なのだが、『轟轟戦隊ボウケンジャー』や今回の話に登場してる事から普通のカップ麺として再発売された模様。 野菜『ジェットマン』において、野菜と最も関係のある人物はイエローオウル・大石雷太である。雷太は自然をこよなく愛する農村青年であり、今回鎧が語ったジェットマンについての情報によれば、現在はネットで無農薬野菜を販売する会社の社長になっているという。 登場したレジェンド 結城 凱(ゆうき がい) 鳥人戦隊ジェットマンのブラックコンドル。人間のパワーを高める「バードニックウェーブ」を偶然浴びたことからジェットマンのメンバーとなったが、酒と煙草を嗜んだり、賭け事(イカサマも得意)やオートバイの運転、サックスの演奏、そして女の子と遊ぶことを趣味とする、いわゆる不良気質の「遊び人」。しかし、ジェットマンとしての使命よりも仲間の人としての幸せを優先させることがあるなど、一匹狼らしい誇りと優しさの持ち主でもある。『ジェットマン』第11話で暴かれた内側の性格は「真面目で寂しがり屋のよい子」。 ジェットマンの中で唯一の軍人出身であったレッドホーク・天堂竜とは、戦いに対する考えや後述のホワイトスワン・鹿鳴館香を巡る事情から対立することが多かったが、彼のことを心の底では認めており、自分以外の者に竜をけなされるのを嫌うほど信頼していた。バイラムとの激しい戦いを経てその絆はより強固なものとなり、竜が不在の際にはジェットマンの指揮を執るなど、実質的なサブリーダーとして活躍した。同話でマーベラスと殴り合いになった際に、自分の知っているレッドのパンチには魂が篭っていたと語っており、今でも天堂竜の事を認めている。 香に思いを寄せており、バイラムに洗脳された元恋人・藍リエ(マリア)を忘れられない竜に対し片思いを続ける彼女を振り向かせようとアプローチを続け、『ジェットマン』第31話でついに恋人同士になるが、名門財閥のお嬢様である香との生き方の違いを埋められず、破局してしまう。『ジェットマン』最終話では、バイラムとの最終決戦から3年後、竜と香の結婚式に向かう途中に立ち寄った花屋で引ったくりを目撃して捕まえたものの、逆上した犯人に刺されてしまう。その傷を隠して結婚式を訪れるが、教会前のベンチで竜たちの幸せそうな様子を見守りながら力尽きる(後にオマージュとしてこのシーンが『機界戦隊ゼンカイジャー』第18カイ!で再現された)。 この時の引ったくり犯を演じたのが、ブラックコンドルのスーツアクターである大藤直樹であり、同話のブラックコンドルのスーツアクターも担当している。特撮系雑誌の記事などでは、凱について上記の時点で死亡したものとして扱われることが多かったものの、『ジェットマン』本編(及び関連する公式資料)ではあくまで凱の生死については曖昧にされており、『東映テレビヒーロー図鑑Vol.2 鳥人戦隊ジェットマン』に収録された後日談(後に『ジェットマン』のDVD第5巻に再録)において、「竜と香の間に生まれた息子が『凱』と名付けられた」と、凱の死をほのめかす情報が語られるのみであった。今回の話はあくまで『海賊版』であるため、凱が『ジェットマン』最終話で死亡していたことを即座に確定させるものではない。ただ、当時の脚本家が書いた作品と考えると、限りなく公式に近いとも考えられる。 また、凱役の若松も雑誌のインタビューで、オファーがあった時「まさか、と思いました。だって凱はもう死んでるんだから」と述べている。 当初、凱を演じる若松は『ジェットマン』最終話の結末を大切にしたいという思いから『ゴーカイジャー』に出演するつもりはなく、脚本家の井上から「脚本を書くことになったがお前が出ないなら俺も書かない」「あくまで『ゴーカイジャー』であってそれで凱のその後を決めつけるわけではない」と熱烈なラブコールを受けたことで出演を決意したと語っている。ちなみに、第9話でゴーカイジャーがジェットマンに豪快チェンジした際には、「ジェットマンが道具として使われているように見える」という旨の苦言を呈していた。 メインライターの井上敏樹は前後の作品ではサブライターを担当していたが、同作が30周年を迎えた後に、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のメインライターを担当。ドンブラザーズの怪人は、アナザーライダーの戦隊版ともいうべき存在であるヒトツ鬼が登場している。 外見 ジェットマンのメンバーは、右手首に付けたブレスレット・クロスチェンジャーを使って変身するが、死者であるためかレジェンド大戦の後にもかかわらず変身能力は失っていないようで、変身の際には右手首にクロスチェンジャーが現れた。 言動 「触るんじゃねぇ! 俺は納豆と男が大嫌いなんだ!」『ジェットマン』第2話で、ジェットマンに勧誘される前の凱が賭場で女性を口説き外へ連れ出した際、イカサマを見咎めて店の裏に連行しようとした店員に対して全く同じ台詞を口にし、殴り飛ばしている。この際、殴られた店員が異様な吹き飛び方をしたことから、凱は自分が不思議な光(バードニックウェーブ)の影響によって超人的な力を手に入れていることに気付いた。 台詞の通り、凱が嫌っているものだが、上記のように男性である竜を信頼していた辺り、男に関しては完全に嫌いではない模様。 「何も言うな。ケツが痒くなるからな」『ジェットマン』第2話でジェットマンに勧誘された凱は、地球を守るための戦いに参加するよう促す竜を「いい子ぶりっ子しやがって。おケツが痒いぜ」と一蹴している。 「綺麗な空だ。目に沁みやがる……」「分かってるな? お前らが守る番だよ、あの空を」『ジェットマン』最終話において、傷を隠して結婚式を訪れた凱と竜の会話から。「空が目に沁みやがる……綺麗な空だ……(凱)」「あぁ……俺たちが守った空だ(竜)」 豪快チェンジ 今回、変身した戦隊は「メンバーが男性3人と女性2人」、「正式な形でない6人目の戦士が登場した」という共通点がある。 キアイドーと初対戦した際に豪快チェンジしたバイオマンとマスクマンの2戦隊は、どちらも変身者の精神状態が技の威力に影響を及ぼすという特徴があり、マーベラスの精神が不安定になっている状況では全力を出せない戦隊であった。 超電子バイオマン バイオマンの必殺技・スーパーエレクトロンには強靭な体力と精神力が必要とされている。 初代イエローフォー・小泉ミカは『超電子バイオマン』第10話でバイオキラーガンの攻撃を受け続け殉職しており、彼女の死は『ジェットマン』最終回における凱と同様、衝撃的な戦士の最期として語り継がれている(『機界戦隊ゼンカイジャー』第45カイ!にもイエローフォーが登場した)。これは、『バイオマン』第7話~第10話のアフレコが行われる直前に、ミカを演じた矢島由紀が突然失踪し、降板扱いになったため。急な降板であったことから、第7話~第10話は撮影済みの映像を編集した上で「ミカが戦死し、イエローフォーの姿のまま弔われる」というシーンを追加し、声優の田中真弓が代役としてアフレコを行った。その後、第11話からは田中澄子が二代目イエローフォー・矢吹ジュンを演じた。 バイオマンのスーツカラーに黒は使われなかったが、第36話では6人目のバイオマンと思われた山守正太が敵組織・新帝国ギアの手で変身させられたマグネ戦士の色に黒が使用された(正太自身は第35話に登場)。このマグネ戦士は「6人目の戦士」の原型ともいうべきキャラクターだった。山守正太を演じた黒崎輝は『バイオマン』でファラを演じた飛鳥裕子とは『バイオマン』での共演が元で交際するようになり結婚した。 黒崎輝は『バイオマン』の翌年に始まった『巨獣特捜ジャスピオン』でジャスピオン=強化ジャスピオンを演じた。 光戦隊マスクマン マスクマンは身体に眠る神秘の力・オーラパワーを駆使して闘う戦士であり、2号ロボ・ギャラクシーロボまで座禅を組む姿が登場するなど、強いオーラパワーを引き出すために精神集中が必要であることが描写されていた。 『光戦隊マスクマン』では、『ジェットマン』以前に「レッドと敵幹部の恋愛」が物語の軸として描かれており、レッドマスク・タケルと敵組織・地底帝国チューブの姫・イアル(美緒)は恋人同士だった。『激走戦隊カーレンジャー』でも「レッドと敵幹部の恋愛」が物語に大きく絡んでいるが、『マスクマン』や『ジェットマン』での恋物語が重苦しい終局だったのに対し『カーレンジャー』での恋物語は明るい終局(そもそも『カーレンジャー』の物語は全体的にコメディタッチで描かれている)だったため、今回はカーレンジャーに豪快チェンジしていない。 豪快チェンジ直後、5人がそれぞれ違う形に両手を組んでいるが、これは「九字護身法」という呪術の印を結ぶ動作であり、『マスクマン』本編でもOP映像や変身バンクなどでマスクマンのメンバーがそれぞれ印を結んでいた。九字護身法には、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」という「九字」の呪文に対応した9種類の印があり、マスクマンのメンバーが使用している印はレッドマスク・タケルが「在」、ブラックマスク・ケンタが「陣」、ブルーマスク・アキラが「列」、イエローマスク・ハルカが「闘」、ピンクマスク・モモコが「臨」である。 前述の『バイオマン』同様に試験的に6人目の戦士が描かれ、第39話に飛鳥リョオが変身するX1マスクが登場した。その話の脚本を担当したのは今回の脚本を担当した井上敏樹。 鳥人戦隊ジェットマン 変身シーンでのワイヤーフレームの演出は再現されたが、BGMは再現されていない。 アニメ・特撮誌「B-CLUB」に連載された本編の後日談となる漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』においてジェフリィ・剣崎が変身するグリーンイーグルがブラックコンドルの後任として登場した。本作『ゴーカイジャー』の第17話においても鎧の想像内ではあるが6人目の戦士である鎧が、ブラックコンドルも担当しているハカセの代わりに初期メンバー5人の位置にいた。 グリーンイーグル以外にも原典において、ディメンシア戦士のダンが変身した鳥人ダンや、サイボーグチームのネオジェットマンがゲストで登場した。 登場した技・用語等 バイオエレクトロン 『バイオマン』で中盤までバイオマンが使用していた複数の必殺技の総称。バイオマンのマスクに搭載された超電子頭脳が敵戦力を分析し、一番有効と思われる技を提示してくれる仕組みになっている。『バイオマン』本編で使用された技は全部で8種類。 サーカスループ バイオエレクトロンの1つであり、5人が空中回転しながら接近して一斉にキックする技。 スーパーエレクトロン 『バイオマン』の終盤におけるバイオマンの必殺技で、バイオエレクトロンの1つである「バイオスーパーエレクトロン」の強化系。空中で円陣を組み、超電子頭脳から放たれる5人のバイオ粒子を結集したあと、自らの体を砲身にしてエネルギー弾として発射する技。 前述のように、体力と精神力が必要とされる技である。 メディテーション 『マスクマン』に登場した、マスクマンが使用する技。各自が前述の「九字護身法」の印を結び精神を集中することで、身体に眠るオーラパワーを引き出す。衝撃波を発したりバリアを張る、その場で浮遊する、他人にそのエネルギーを分け与えるなど、引き出されたオーラパワーには様々な使用方法がある。今回はビームを発射して攻撃している。 等身大・ジェットフェニックス(正式名称不明) ゴーカイジャーの5人が豪快チェンジしたジェットマンが巨大な火の鳥となって突撃する鳥人必殺技。『ジェットマン』第50話では最後の敵である裏次元伯爵ラディゲの等身大形態を倒す際に、ジェットマンの5人が似たような技を使用している。 『ジェットマン』に登場する戦闘機型巨大マシン・イカロスハーケン(ジェットマンの1号ロボ・ジェットイカロスを構成するジェットマシンのもう1つの合体パターン)には、火の鳥となって突撃する「ジェットフェニックス」という必殺技があり、それを等身大で再現したものである。 大いなる力 意志の力 凱が語ったジェットマンの大いなる力。自分の壁を打ち破り、死すらも乗り越える強固な意志の力こそジェットマンの力であると凱は語り、自らの言動を通してマーベラスにそれを示した。
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2体のロイド サリーとコミュニケーションを図る鎧とハカセ 豪快チェンジ五星戦隊ダイレンジャー 忍風戦隊ハリケンジャー 星獣戦隊ギンガマン 登場した技・用語など天時星・時間返し(てんじせい・じかんがえし) 天幻星・霧隠れ~幻新幹線(てんげんせい・きりがくれ まぼろししんかんせん) 天重星・重力逆転波(てんじゅうせい・じゅうりょくぎゃくてんは) 天風星・一文字竜巻(てんぷうせい・いちもんじたつまき) 吼新星・乱れやまびこ 超忍法・影の舞 銀河の戦光(ぎんがのせんこう) 2体のロイド 最後に登場した「金」と「日」はスーパー戦隊シリーズが放送された曜日である。第39話も参照。 今まで登場したロイドはそれぞれ曜日を由来としたコードネームを持っていたが、金曜日に相当するゴールドロイド・ゲロンパのみ曜日とは直接関係のないコードネームとなっている。ただし、「キンキン」の愛称で知られる俳優・愛川欽也の妻である女優・うつみ宮土理の愛称「ケロンパ」が由来と思われ、「金(キン)曜日」と「キンキン(の妻)」で一応金曜日に関係するコードネームにはなっている。 サリーとコミュニケーションを図る鎧とハカセ ルカ「なーんかデジャヴ感が…」本話の前日に公開された劇場版3で対面した曙四郎のことを指していると思われ、本話の時間軸(同劇場版の後)を示す材料となっている。 併せて、鎧が猿のモノマネをしたことで第16話のバスコの船内でのハカセがサリーを手懐けるための猿マネコミニュケーションをしたことをかぶらせ、そのことを思い出しているルカの視線の先にいたハカセが更に猿マネコミニュケーションをする姿に過去のバスコとマーベラスの回想がかぶる、という、一言ながら深遠な台詞回しでもある。 豪快チェンジ タイトルにもあるように本話でバスコの裏切りが描かれていることから、6人目の戦士がいる作品において裏切りの展開が描かれたスーパー戦隊が選ばれている。また、追加戦士が正体を隠したり、仲間たちと敵対もしくは距離を置いた期間があった。 マーベラスが重傷を負って変身できなかったため、今回豪快チェンジした戦士は全てレッド以外の戦士である。 五星戦隊ダイレンジャー リュウレンジャー・亮の死んだと思われていた父・鉄面臂張遼はかつてダイ族を裏切って敵勢力であるゴーマに寝返り、ダイレンジャーへの刺客として現れたが、最後にはゴーマから離反したものの致命傷を負い、ダイレンジャーに気伝獣の秘密を告げて死亡した。彼が初登場した第7話のタイトルは「裏切り者ォッ!」。 『五星戦隊ダイレンジャー』の終盤では、ダイレンジャー指導者の道士・嘉挧が、ゴーマを内部から変えるべく、古巣のゴーマに戻り、ダイレンジャーには解散命令を下した。 ゴーマ族の幹部・シャダムは皇位継承するためにゴーマ15世を利用し、裏切った。 キバレンジャー・コウは、ダイレンジャーと同じダイ族の血を引くと同時にゴーマ族の血も引く混血児であることから、最初はキバレンジャーであることを秘密にしており、ゴーマの血の影響で凶暴化した際にはダイレンジャーを襲ってしまったこともあった。 忍風戦隊ハリケンジャー 敵組織・宇宙忍群ジャカンジャの幹部・七の槍サンダールが、首領のタウ・ザントが狙う「アレ」を奪うために反旗を翻した。 ゴウライジャーは当初は「アレ」を手に入れるためにジャカンジャと手を組んでおり、『忍風戦隊ハリケンジャー』のOP映像でも初期バージョンではジャカンジャと同じパートで紹介されているなど、ハリケンジャーの敵対勢力として描かれていた。 6人目の戦士であるシュリケンジャーは自身の正体を明かさず、自身の主であり、疾風流・迅雷流を統べる「宇宙統一忍者流」の領導者である御前・覚羅の命令でハリケンジャーとゴウライジャーを捨て石にしようとしたこともあった。 星獣戦隊ギンガマン 敵組織・宇宙海賊バルバンの幹部・樽学者ブクラテスは、姪のイリエスの復活をバルバンの船長・ゼイハブに妨害された上に自身も追放され、第三勢力として活動した。 『星獣戦隊ギンガマン』に登場した黒騎士ブルブラックは、故郷・タウラス星を滅ぼし弟・クランツの命を奪ったバルバンへの憎しみのあまり、バルバンを倒すためなら手段を選ばなくなっており、ギンガマンとも敵対した。また、かつての戦いのダメージで動けない自身を復活させるために、地面の裂け目に転落したヒュウガの身体を取り込んだことを隠していた。 後にブルブラックの力を受け継いで2代目黒騎士にしてギンガマン・6人目の戦士にもなったヒュウガは、パートナーである重星獣ゴウタウラスをブクラテスに人質に捕られたことや、彼がゼイハブの弱点を知っていたことからブクラテスと行動を共にするようになった。 登場した技・用語など 天時星・時間返し(てんじせい・じかんがえし) キリンレンジャーの得意技で、自身が攻撃を受ける10~20秒前まで時間を巻き戻す。『ダイレンジャー』本編では数回しか使用していないが、その強力さから使用頻度に反し有名な技である。 劇中でルカが「やられる前にやり返す!」と発言しているが、『ダイレンジャー』本編でもキリンレンジャー・知がこの台詞を言う場面がある。 天幻星・霧隠れ~幻新幹線(てんげんせい・きりがくれ まぼろししんかんせん) シシレンジャーの得意技で、手から吹き出した霧で相手に幻を見せる「霧隠れ」の後、さらに生み出した幻で攻撃する「幻○○」に繋げる連続技。『ダイレンジャー』本編でも電車を呼び出して相手を轢く「幻総武線」や「幻山手線」を使用したが、「幻新幹線」は『ゴーカイジャー』オリジナル。ちなみに、『ダイレンジャー』第11話では、テンマレンジャーが「リニア拳・中央新幹線」という技を使用している。 また、召喚したのは東北新幹線E5系「はやぶさ」。30分後に放映中の『仮面ライダーフォーゼ』は宇宙をテーマにしており、小惑星探査機「はやぶさ」をモチーフいした「はやぶさくん」が登場しているため、そちらを意識した可能性もある。 天重星・重力逆転波(てんじゅうせい・じゅうりょくぎゃくてんは) テンマレンジャーの得意技で、重力を操り相手を攻撃する。『ダイレンジャー』本編では相手を浮かせたり逆に押しつぶしたりしているが、今回は周りの岩を浮かせて攻撃した。 天風星・一文字竜巻(てんぷうせい・いちもんじたつまき) ホウオウレンジャーの得意技。竜巻を巻き起こして攻撃する。『ダイレンジャー』本編でホウオウレンジャーに転身するリンはダイレンジャーの初期メンバー5人の中で最も気力が高いため、この技を転身前にも使用したことがある。 吼新星・乱れやまびこ 第33話でも使用した技だが、『ダイレンジャー』本編と同じく増幅した騒音(今回は工事現場の掘削音)で攻撃している。この技を使用した際、バスコが耳を塞いでいたことから効果があった模様。 超忍法・影の舞 第2話参照。 今回はマーベラスがいない代わりにバスコが赤いシルエットになっている。 銀河の戦光(ぎんがのせんこう) ギンガマンの必殺技。ギンガの光を全開にして体当たりする。全員での合体技バージョンと、1人で突っ込む単独バージョンが存在し、今回は前者を使用。『ギンガマン』本編では、パワーアップ形態(いわゆるスーパー変身)である獣装光ギンガマンの状態で使用する技である。今回は獣装光ギンガマンにはならず、獣装光時の専用装備を装着するはずの場所が光を放っている。 『ギンガマン』本編での黒騎士は獣装光ギンガマンになれないため、黒騎士が銀河の戦光を使用することはできず、黒騎士が銀河の閃光を使用したのは今回が初である。黒騎士に変身するヒュウガは元々ギンガレッドとなる予定であり、予定されていなかったリョウマが変身するギンガレッドが今回抜けているので、本来のメンバーになぞらえたとも言える。
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スイートプリキュア vs. 海賊戦隊ゴーカイジャー ナビィのお宝ナビゲートが示した先は、「戦士たちよ、戦いのカノンをつまびくべし」 海賊たちがやって来たのは、ハロウィンに沸き立つ加音町だった・・・・・・。 レス番号 作品タイトル 作者 備考 第1話 ハラハラ! 海賊と海賊の対決ニャ! makiray 第2話 ふたりのプリンセス makiray 第3話 ズンズン! ネガトーンが大きくなっちゃったニャ! makiray 第4話 大いなる力 makiray
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海賊戦隊ゴーカイジャー あつめて変身!35戦隊! 【かいぞくせんたいごーかいじゃー あつめてへんしん35せんたい】 ジャンル なりきりトレジャーハンティング 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512Mbit DSカード 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナツメ 発売日 2011年11月17日 定価 5,040円(税5%込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) セーブデータ 2個 判定 なし ポイント 歴代戦隊にチェンジするのはレッドだけギミックには恵まれている スーパー戦隊シリーズ 概要 あらすじ システム ゲームの流れ ミニゲームについて 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 スーパー戦隊シリーズの第35作目『海賊戦隊ゴーカイジャー』をゲーム化した作品。 宇宙をまたにかける海賊として集めたおたからを使って過去の戦隊に変身し。 正義の味方としてではなく、義賊として悪の帝国ザンギャックと戦いを繰り広げるという内容。 あらすじ ゴーカイジャーは過去の戦隊に変身できる能力を持つカギ、レンジャーキーを求めて、だいじなものが宝箱に閉じ込められ隠される不思議な星「オタ・カーラ」にやってきた。 プレイヤーは様々なミニゲームをこなしながら、試練をクリアーしてザンギャック帝国からの追手とも戦うことに。 システム ゲームの流れ 本作はタッチペンを主体としたミニゲーム集をこなしながら、オタ・カーラの遺跡に隠されたレンジャーキー、および宝の地図を集めることがメインとなる。 初期アイテムとしてゴーカイレッド、ゴセイレッド、アカレンジャーの3つのレンジャーキー所持。 ゲームの達成率は、レンジャーキーの取得率で計算されている。 ステージ 6つのリージョンに分かれている。次のリージョンにいくには対応した宝の地図を100%集めなくてはならない。 リージョンには宝の地図やレンジャーキーを入手できる試練が複数点在している。 下っ端のゴーミンの掃討ができるミニゲーム、行動隊長と戦えるミニゲーム、巨大化した行動隊長と戦えるミニゲームが各リージョンに1つずつある。 地図の切れ端は一度クリアしたミニゲームから再度入手可能。 しかしレンジャーキーは一度クリアした試練からは再度入手不可能。未クリアの試練では、レンジャーキーのマークが表記される。 ミニゲームについて ミニゲームは大きく分けて、おたからの変身キー探しとザンギャックとの戦闘の2種類。 ミニゲームをクリアすると自動でセーブ、手動セーブはできない 幼児向けもあってか総じて難易度は低め。遊び方も毎回説明してくれる(スキップは可能。)。 報酬等に変化は特にないが、成績を評価するシステムがある。ザンギャック勢との戦闘は難易度調節(敵の体力が変化)ができる。またゲームが後半になるにつれてミニゲームも若干難しくなっていく。 試練 「オタ・カーラ」に隠された宝箱にたどり着くためにこなす試練。 キャラクターや海賊船をタッチペンで操って罠を回避、もしくは障害物を叩いて撃墜するゲーム、遺跡の仕掛けを解くためのピッキング系統のパズルゲーム等がある。 ダメージを受けると設定されているHPゲージが減る場合と、制限時間が減る場合とがある。 バトル ゴーカイレッドを操作し、雑魚敵のゴーミンを掃討したり敵の行動隊長とタイマンするゲーム。 タッチですべての操作を行う。敵をタッチすれば攻撃し、キャラに重なって現れる青色の盾マークをタッチしている間は防御(敵からの攻撃を完全に無効化)する。 指定された数のザコ敵を倒したり、敵の体力ゲージを0にするとクリア。逆に自分の体力ゲージが0になるとやりなおし。 攻撃を当て続けていると黄色ゲージがたまる。これが満タンになったときに時に黄色のSPボタンをタッチすると必殺技を出し、画面全体に攻撃できる。 レンジャーキーに対応しており、攻撃方法や必殺技のモーションやエフェクトが変化する。 時折、敵が飛び道具を投げることがある。この飛び道具をタッチすると無効化したり、打ち返して敵にダメージを与えられる。 なお戦闘中にも別の戦隊にチェンジ可能。 評価点 独特の語感とノリ 敵と戦う際の必殺技演出は35戦隊分がすべて用意されている。 敵の隊長「ザンギャック」につづいて宝探しの舞台となる惑星が「オタ・カーラ」と命名されており、稚拙だがどこか覚えやすいワードセンスはいい意味で原作再現となっている。 力を入れられた演出 ボイス自体は豊富に収録されている。ミニゲーム中に仲間が頻繁に声をかけてくれる。ナレーターやお供のインコの声も収録されているほか、敵の行動隊長もしゃべってくれる。 レッド限定だが、ほかの戦隊に変身した際のポリゴンモデルも用意されている。 お宝探しはレッド以外の4人の得意分野をきちんと反映して役割分担している。 豊富なギミック レッドがほかの戦隊に変身する際のレンジャーキーの操作をタッチペンで行うことができ、子供が世界観に没入するのに一役買っていると思われる。 行動隊長との一騎打ちがただの格ゲー調ではなく、一人称視点のシューティングゲー調になり、射撃攻撃をしかけたり敵の投げてきた飛び道具を撃ち落とすといった変化に富んだ戦いができる。 ゴーカイジャーの宇宙船であるゴーカイガレオンを擬似的に操作できるミニゲームもある。 賛否両論点 レンジャーキーの入手順について 平成の戦隊として馴染み深いと思われるシンケンジャー・ゴーオンジャー・ハリケンジャー・ガオレンジャーがゲーム終盤にならないと入手できない。ゲームを続けるモチベーションにもなるかもしれないし、飽きる要因にもなるかもしれない。 シンケンジャーキーの入手がもっとも遅く、ラストのロボバトル1つを残すのみ、といったタイミングでの入手となるため、使う機会に恵まれているとはとてもいえない。 システム面での単調さ 演出は随所に仕込まれているものの、求められる操作は結局何かをタッチペンでつつくか、キャラを動かすコマンドをタッチするかスライドする、という範囲におさまっている。 おたからの地図は1リージョンのミニゲームを一通りクリアした程度ではそろわず、どうしても1度クリアしたミニゲームを反復して行う必要がある。 問題点 ゴーカイレッドしか変身できない チェンジキーを入手するためのミニゲームにはその他のキャラ4色分がきちんと登場するものの、敵勢力とのバトルはゴーカイレッド1人で行う。 途中からゴーカイシルバーも加わりゴーカイレッドのように戦闘に用いることができるようになるのだが、彼はレンジャーキー非対応。たとえば、ゴーカイレッドをガオレッドにしても、ゴーカイシルバーをガオシルバーにすることはできない。 ゴーカイレッドだけでも35パターンの変身先があるので、それをのこり4人分すべて用意するのは困難だったのだろうが…。 また、歴代戦隊が使っていたロボット系統を召喚することもできない。 一応、バトル時の必殺技を放つ際に現れる5人の集合写真に関しては、レッドが変身している戦隊に統一してあるが、ゴーカイシルバーが不在のままゲームが進む。 その他、ゴーカイレッド以外のキャラにも出番はあるのだが、戦闘に直接かかわらないキャラ(特にイエロー・ピンク・グリーン)の活躍の場がやや少ない。 不具合 ボイスの再生中にDSを閉じてスリープさせ再度ゲームを始めると、さっきまで再生していたボイスが途切れて一定区間の文章がノーボイスになる。 石版のほこりを払うミニゲームはゴーカイレッドが挑むことになるのだが、なぜかこのミニゲームだけ別の戦隊に変身していても反映されない。 総評 演出面では力の入っている部分はあるが、良くも悪くも幼児向けのゲーム性である。 キャラゲーの要件を満足しているとも言い難いがかといって失格レベルでもない凡作といったところ。 余談 本作『ゴーカイジャー』でゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィを演じた市道真央氏は現在M・A・Oの名義で声優として活動しており、数々のアニメやゲームに出演する人気声優となっている。